発声時喉頭の位置が低い場合『ロウラリンクス』とは?そのメリットとデメリット

※この記事は2013年9月に公開したものを新たに書き直したのもです。

前回の記事の関連記事になります。今回は何もしていない喉頭の状態からさらに下に下がった状態、『ロウラリンクス』の状態についてです。

参考記事発声時喉頭の位置が高い場合『ハイラリンクス』とは?そのメリットとデメリット

photo credit: Markus Bollingmo via photopin cc

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まず喉頭の位置が低いとよくないの?

ハイラリンクスに比べたらまだマシです

ハイラリンクスと違い声を出す上で通り道に障害が出来るわけではないので、ナチュラルな位置より下がっているとしても大きな負担になることは少ないです。

またハイラリンクスは高音発声時に癖としてやってしまっていることが多いですが、このロウラリンクスが癖になっている事は割合的に少ないように思います。

そして喉頭の位置が高い状態よりも、まだナチュラルな位置に近いし、筋肉の使い方もそれに近いのでハイラリンクスが第一段階だとするとこのロウラリンクスは第二段階って感じです。

じゃあこの状態が出来たらベストなの?

『上がってる』から『下げよう』とするだけでこの状態はベストじゃないです

よく勘違いされるのが「ハイラリンクスになるから喉頭をガッツリ下げて発声すればOK」という考え方、これじゃ本末転倒なんです。

このロウラリンクスの状態もあくまで一時的な状態/ツールであって、この声で歌っても4流のオペラ歌手みたいにしかなりません。

またハイラリンクスの時と同じように共鳴腔も喉頭が上がっていないので狭くはなっていませんが、不自然に広がりそこから移行していないことが多いので、この状態であれば万事OK!では全くないです。ご注意ください。

どうしても喉頭が上がっちゃう人にはかなり効果的

この状態で上から下まで歌えるようになりましょう

喉頭を上げてしまう筋肉や感覚と対抗できるように下げる筋肉や感覚を鍛えないといけません。それらがバランスよく拮抗している状態が喉頭がナチュラルな位置にいる声だからです。

そしてロウラリンクスの状態の時は声帯を薄く引き伸ばしやすい状態になっているので、喉頭を上げずにヘッドボイスに移行する感覚を掴みやすいと思われます。

ある程度緊張がない状態でヘッドボイスまで滑らかに繋いでいく為のツールでもあります、なのでこの状態で無理に力強い声を出そうとしないほうがベターです。

意識的に下げた状態をやめても喉頭の位置がニュートラルな位置になってきたら、ロウラリンクスでの発声はなるべくやめるべきです。長く必要以上にこの状態を続けると今度はこの喉頭の位置が低いというのが新たな癖になります。

思いっきり力込めて下げてもNGです

それはそれでまた別の筋肉が関与してます

とりあえず喉頭の位置が下がっていればいい!と思って首筋ガッチガチにして下げようとする人がいますが、それでは余計な筋肉が過剰に関与している状態なので意味がありません。

あくまでリラックスした状態で自然に位置が下がっていることが条件です。

この状態での発声は基本的に少しふんわりやわらかくなるのが基本です、ガチガチに固まった声では狙っている効果は出ません。

おわりに

ハイラリンクスの記事でも書きましたが、これらの状態はあくまで一時的な状態です。最終的には喉頭は上にも下にも動かず自由に動ける真中付近にいるのが理想です。

また声の診断として喉頭が上がっている/下がっているという観点からでは説明できない部分があり、これらの状態になるのにもいろんな部分が作用していますので、単純に上がっているから下げる、下がっているから上げるという事でもありません。

その辺りの診断は自分で分かりにくい場合はトレーナーに聞いてもらってくださいね。

それでは今回はここまで!

参考記事 発声時喉頭の位置が高い場合『ハイラリンクス』とは?そのメリットとデメリット

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