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異性のボイストレーナーに習う場合について注意するべきポイント

ボイストレーニングTips

最近複数の生徒さんから同じような質問を受けたので、記事にしてお答えしようと思います。

結構疑問に思っている方多いみたいなので、いろいろ私自身の経験などを交えて書いてみます。

私自身男性・女性共に多くのボイストレーナーに習ってきましたので、注意すべき点をいくつか上げていきます。

photo credit: pennstatenews via photopin cc

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まず最初に性別の違いと声の違いについて軽く知っておきましょう

同じ声帯という楽器ですが男女だと結構違いがあります

声帯自体は全く同じ組織で出来ているのですが、結構声を出している感覚などに違いがあります。

特に男性と女性の換声点/1stブリッジではかなり感覚や難易度が変わってきます。

元々の声帯の大きさなどが男性の方が大きく、楽器として低く重たいので換声点の部分に関しては上手く通過する所謂ミックスさせていくのはかなり難易度が高い技術になります。

しかし女性の場合元々楽器が小さく高い音に関しては出しやすい傾向なので、換声点付近では男性ほど大きく崩すことは少ないです。

男性はこの換声点をなんとかしないと流行りのJ-POPすらまともに歌えないという状況が多くありますが、女性の場合そこまで深刻な状況になることは少ないでしょう。

こんな事を書くと女性の方々に「私達だって換声点は大きな問題よ!差別だわ!」なーんて思われそうですが、割合の問題です。換声点が大きな障害になる男性は全体の8割以上です、殆どの男性が物凄く大きな壁としてブリッジがありますが、女性の場合は5割くらいかと思います。

勉強不足の女性トレーナーほど男性生徒に無茶させる

今回一番注目してほしいポイントです

きちんと苦労して声を訓練してきたトレーナーであればそんなことはしないですが、上で書いたように女性は特に苦労せずに声が出たという人の割合が多いです。

そしてそういう人が教えると結構無茶苦茶な事をしたりします。

初めから自由に声が出た人には出せない人の気持ちや感覚がわかりません、そして性別も違えばその差は物凄く大きなものになります。

そこの違いをしっかり勉強していないトレーナーに当たると本当に悲惨です・・・・私自身経験があります。

「いやここはどう頑張ってもそういう風には出ないだろ!」って思うような指導をされた事が何度もあります。ブリッジエリアを「そこ繋げて!繋げたまま歌って!(チェストボイスのまま張り上げてという意味で)」とか「軽い方に逃げないで!(ヘッドボイスに移行しないでという意味でしょう)」等など・・・・今考えれば無茶苦茶でした。当たり前ですがそんなトレーナーとのレッスンでは成長を感じた事はありません。毎度確実に声が異様に疲れ掠れたのを思い出し、あのまま続けていたらとぞっとします・・・

何度も言っているようにレッスン後に痛みや声枯れが起こるような場合はすぐにそのトレーナーから離れましょう。

では逆に男性トレーナーに女性が習う場合は?

結構発声レベルの高いトレーナーじゃないといろいろと不便かも・・・

男性と比べるとレンジ自体が上に広いので女性の高い声の訓練にある程度理解があるトレーナー、つまり自身もある程度高い音域まで健康に発声できるトレーナーに習うのが良いと思います。

高い音域が出ないトレーナーが女性の高い音域を発声する事は指導出来ません。ある程度繋がった状態で下から上まで歌える人に習うほうがいいでしょう。

知識だけはいっぱい持っていてそれっぽいことを言うんだけれど、いざじゃあどうするの?って時に全くデモンストレーション出来ないようであれば考えものです。

男性には高くて辛い音域C5以降の音が頻繁に出る曲をまともに健康的に歌える男性はほぼいないでしょう、しかしスケールであればある程度の高さまではテクニックの整ったトレーナーであれば出せます。ということでスケールでさえ健康的にコンスタントに出せないのであれば明らかにスキル不足です。

いろいろ書いてきましたが・・・・

まぁ最終的には相性です笑

私自身男性にも女性にも指導を受けてきましたし現在も受けています、結局は相性ですかね笑

同じことを言われてても先生によってわかり易さが違うっていうことも多々あります、教わっているトレーナーと生徒自身が同じような思考なのかそうでないのか、同じような体感・感覚なのかそうでないのか等など相性の問題は多分にあると思います。

以前のボイストレーナーの選び方の記事にも書きましたが最終的にそのトレーナーを信頼できるか、一緒に成長していけそう!と思うかどうかだと思います。

?まとめ!!

  1. 男性が女性トレーナーに教わる場合は男性の声に理解があるトレーナーを選ぼう!女性と同じ教え方をするトレーナーは注意!
  2. 女性が男性トレーナーに教わる場合はある程度スキルの高いトレーナーを選ぼう!チェスト~ヘッドを繋がって歌えない人は要注意!
  3. この記事に書いてあることを最低限クリア出来ているか?
  4. あとは相性!フィーリング!

ということで簡単にですがまとめてみました!ボイストレーナー探しの参考になればと思います!

では今回はここまで!