【DVDレビュー】 Journey/Don’t Stop Believin アーネル・ピネダの軌跡と歌唱力について

今回は初めてになるかな?DVDのレビューです!物凄く好きなバンドのDVDなので滅茶苦茶長くなるかもしれませんが、ボーカリストには是非見て頂きたい作品なので熱烈に書いていこうと思います!

まさに現代のシンデレラストーリーを地で行っているシンガー、アーネル・ピネダのお話です、若い方はあまり馴染みがないかもしれませんのでJourneyというバンドについても少し語りたいと思います。

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前知識として、伝説的なバンドJourneyについて

1973年から活動を続けている不死鳥的バンド

アルバム総売上7000万枚以上というもうどれだけ凄いかわからない感じのバンドです笑

最近は人気海外ドラマGREEの使用曲として今回のDVDのタイトルにもなっているDon’t Stop Believinが流行ったりしましたが、多分一度はどこかで耳にしたことがある曲があるんじゃないかと思います。

もう40年も活動を続けているのですが、このバンドの大きな特徴は絶頂期に大きな柱であったボーカル、スティーヴ・ペリーが脱退した事にあります。

在籍中数多くのヒット曲の作詞・作曲を手がけており、ボーカルとしての実力も「ザ・ヴォイス」などと言われまぁそれはすごい人物だったわけです。ちなみにこのスティーヴ・ペリーはみなさん学校で音楽や英語の授業の時聞かされたであろうあのUSA for Africa/We Are The Worldのメンバーとしても選ばれリードを担当しています。

このスティーヴ・ペリーは在籍中心労を理由に脱退、その際バンド自体が活動停止となり、その後バンドと共に復活しますがまたその後に脱退ということになります。とまぁそんな感じですごいバンドの中心人物が絶頂期に脱退という憂き目にあうわけです、こうなったらバンドとしては死んだも同然になるのが普通なんですが・・・

しかしそんな苦難を乗り越え、その後も実力派のボーカリストや新たなメンバーを迎えて活動を続けてきたわけです。ちなみにペリーの後任となったボーカル、スティーヴ・オージェリーはこんな歌声です。

一個目の動画、スティーヴ・ペリーと比べてみると、わりと似た声だと思いませんか?この頃からバンドはペリーの歌声に取り憑かれていたように思います。Journeyの声はペリーじゃないとダメだと多くのリスナーは思ったし、バンドのメンバー自身もそう感じていたのでしょう。

そうして少しづつですが新たな試み(バンドメンバー全員がリードボーカルを担当するアルバムを作ったり)で復活していきましたが、今度はオージェリーが喉の感染症に罹ってしまいバンドを離れます。

その後にジェフ・スコット・ソートというHR/HM界では結構有名なシンガーが加入しますが、一年足らずで脱退しまたバンドは活動を休止します。

ここまでがこの映画以前のお話、ここから物語が始まります

活動休止のバンドにどうやって新たなボーカルが加わったのか、そのストーリーです

このDVDにはこのバンドの歴史自体も解説されているので、わざわざ各必要もないかもしれませんがまぁそんな超大物ベテランバンドがボーカルがいなくて活動を休止していたという所です。

で、また違うバンドや有名なプロのシンガー引っ張ってボーカルとして加入しました!っていうありがちな話じゃないからこうやって映画になったり話題になったわけです。

この映画の主役であるJourneyの新ボーカルアーネル・ピネダはどうやってこのバンドに加入したのでしょうか?ここが現代のシンデレラストーリーと言われる所以なんですがなんと

Youtubeで歌っている映像が偶然メンバーに見つかり、それがきっかけで加入する

というなんとも現代的なきっかけなわけです、昔であれば絶対にありえなかった方法ですよね。そしてもっと驚きなのがこのアメリカの超大物ベテランロックバンドに加入したのがフィリピン人だったということです。アメリカやイギリスのロックバンドでアジア人のフロントマン、特にボーカリストは前例がないんじゃないかな。

さぁそんなこんなで加入したアーネル・ピネダですが、彼が普通の会社員で普通の生活を送ってきた人物であればここまで大きな話題にもならなかったでしょう、彼の人生は過去もこれからも波瀾万丈です。

映画の中でもアーネル・ピネダのWikipediaにも書いてますが、幼いころに母と死別しそれから一気に家計も困窮してしまい最終的に路上生活者になります。いろんな場所で歌っては僅かな報酬(お金とは限らない)を得て生活していました。

まさに「生きるために歌っていた」という状況です。そんな人生だからこそあんなにも力強い歌声なのかもしれません。

DVDを通して見られるプロとしての厳しさ

BIGになればなるほど苦悩は増えていくようです・・・

基本的にDVD全体の構成としてはアーネルの加入・それからの活動のドキュメントなんですが、Journeyというバンドを振り返る部分もあります。そこでオリジナルメンバーの回想も入るんですが、印象深かった言葉があります。

オリジナルメンバーの一人であるベーシストのロス・ヴァロリーは有名になる、売れるということを「”無名に戻りたい”と願うのがオチだ。」とコメントしています。

またキーボーディストのジョナサン・ケインは加入してすぐにアルバムが馬鹿みたいに売れて次のアルバムも同じくすごく売れた、そこで人生の歯車が狂ったと言っています。離婚を経験しそれぞれに成功の代償を払ったと・・・

アーネルは結婚もしており子供もいます、そんな彼が「家族と幸せでいられればそれでいい、健康に生きていたい、でも全ては手に入らない、どこかで何とか妥協しないと」という深く重いコメントをしています。

売れれば売れるほど活動すればするほど裕福な暮らしは出来るけど、身体は壊すし、一番の目的である「家族と幸せに暮らす」というのは実現から遠のいていくわけで・・・でもやめるわけにはいかないわけで・・・

こういった状況は大きさの違いはあれど、仕事自分が望むプライベートというのがある人は経験があると思います、「あれ?なんの為に働いてるんだ?」とふと思ったりするわけで・・・

アーネル・ピネダの歌唱力について

DVDにちょこっとトレーニング風景が映ってます

ジョナサン・ケインはボイストレーニングにとても理解があり、アーネルの発声練習も担当してるみたいです。というかかなり知識があるようでアーネルに指導してると言っても過言じゃないでしょう、スケールを弾いていろんなツールを処方している場面が見られます。

こうやってバンドの中でボーカルのウォームアップ・トレーニングに一緒に付き合ってくれるメンバーがいるっていうのは、これから先の事を考えてもかなり財産になると思います、こういう環境はとても羨ましいですね。

使用しているツールは私も普段使っているようなスケールパターンであったり、リップバブルであったりと現在海外ではスタンダードなもののようです。またジョナサンは「チェストボイスからミドルボイスにスイッチしていく必要がある」とコメントしており、曲の中で歌いにくい部分(多分ブリッジエリアの事)をアーネルに伝えたりその辺りの知識もあるようです。

そんな感じできっちりとトレーニングも受けているアーネルの声ですが、すごい声ですね~。

メンバー全員がアーネルの声を賞賛している場面があります、ドラマーのディーン・カストロノヴォは「アーネルに匹敵するのはポール・ロジャース以外誰もいない」とまで言っています(ポール・ロジャースを知らない人は検索してみてください、この人も馬鹿みたいに上手いシンガーです)。他のメンバーも「風邪ひいてても大抵の歌手より上手く歌える」とも言ってます笑

このDVD自体にはしっかりと歌っているシーンはあまり収録されていないのですが、それでも随所に超パワフルながら少しハスキーな歌声が聴けます。

この記事でじっくりアーネルの声について書こうと思ったけど・・・

次に記事でしっかり書きます!

なんか一個の記事にまとめられそうにないので、次の記事にいろいろ書こうと思います。

以前から好評な「プロの声を発声的に解剖してみよう!」のシリーズ第二弾として『アーネル・ピネダとスティーブ・ペリー』の歌を比較してみようと思います!

プロの声を発声的に解剖してみよう!スティーヴ・ペリー&アーネル・ピネダ 編!
なんだかウチのブログで人気の記事である解剖シリーズの第二弾です! タイトルのシンガーを知らなければ、前回の記事を読んでからこの記事を読...

ということでDVDの感想としてはここまで!次回きっちり声について書いていきますよ~♪

DVDが気になった是非見てみてください、Journeyが好きという方も、プロになりたいという方も、いろいろな事を知り考えることが出来るきっかけになると思います。

ということで今回はここまで!

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