歌が上手くなりたい!という時に知っておきたいボイストレーニングとボーカルトレーニングの違い

歌を上達させる際には主に2つの方法があります、歌うための楽器(声帯や喉頭)の鳴らし方を訓練して自在性を求めていくものと、音楽的なテクニックによって歌をどう表現するかを訓練するものです。

この2つのどちらが自分に必要なのか?ということと、2つの違いがしっかりとわかっていないと、レッスンを受けているのに全く意図していない結果になることがあります。

今回はこの2つのトレーニング方法について少し解説していこうと思います。

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ボーカルトレーニングとは?

音楽ジャンルにおけるセンスを表現するための訓練

今現在ある音楽のジャンルにはそれぞれ歌う上で良しとされるセンスがあります、オペラやクラシック音楽をめちゃくちゃ喉頭位置の高い声で歌うことは良しとされませんし、逆にポップスやアイドルソングを喉頭位置を下げて歌うことも求められていません。

つまりジャンルによって違う歌う際のマナーみたいなものがあるわけです。

それを勉強しそれに則って歌えるように訓練するのがボーカルトレーニングです。

声がある程度自在に使える状態で受けるべきトレーニング

基礎的な楽器の奏法(声の出し方)を学んだ上で、そのジャンルに一番合っている表現をするためのものです。

なのでそもそも声が出しづらい・・・とか高音が出ない・・・というレベルの方が受けるトレーニングではないです。

そういった方がこのトレーニングレッスンを受けても全く意味のないどころか、より抑制された声しか出せなくなります。

その場合はこのボーカルトレーニングよりもまず先にこれから説明しますボイストレーニングをするべきです。

ボイストレーニングとは?

声の自在性を上げるための訓練

音楽ジャンルに関係なく喉の筋肉を鍛え神経を整理して声の可能性を拡大していく訓練です。

これにはジャンルにおけるマナーやセンスは全く介入しません、それが少しでも入ればそれはもうボイストレーニングではなくボーカルトレーニングになります。

ここを理解しておかないとボイストレーニング紛いのボーカルトレーニングを受けることになります。

そして今現在これをしっかりと切り分けて教えているトレーナーはそう多くありません・・・

多くの人に必要であろうトレーニング

裏声が出せないのにヘビーメタルのハイトーンシャウトは出せないし、地声が出せないのに演歌をしっかり歌いあげることは出来ないです。

つまりはそもそも声を出すのに不自由さを感じているのにボーカルトレーニングを受けてもほぼ出来ることはないということです。

なので多くの人が必要になってくるトレーニングはこのボイストレーニングの方になるでしょう。

トレーニングを受ける上での注意点

2つを明確に分けている所でレッスンを受ける

上でも書きましたがこの2つをごっちゃにしてしまうと、全く効果が出ないどころか完全に逆効果になることもありえます。

特に注意しておくべきは本来必要なのはボイストレーニングなのに、ボーカルトレーニングを受けてしまっているパターンです。

このパターンが一番多くそしてより声を混乱させてしまう大きな原因の一つです。

意味もわからずこの2つを混合して教えているような所は注意した方がいいです。ちなみに当研究所は完全にボイストレーニングしかやってません。

ボイストレーニングのレッスンを謳っておきながら、レッスンの半分以上使って曲を歌わせるようなスクールも数多くありますが、ほぼ意味が無いと思っておきましょう。

それよりも根本的に発声能力を向上させないと多くの問題は解決しません。

教えているトレーナーの質

ボーカルトレーニングのトレーナーであれば本人がある程度そのジャンルに精通していたり、実績があることが必要でしょう。

売れてないミュージシャン崩れのトレーナーに習ってもただの劣化コピーにしかなりません、自分が上手いと思う人に習いましょう。

ボイストレーニングのトレーナーの場合は、トレーナー本人が発声に悩んでそれを克服したかどうかが一番大きな問題です。

必然的に色々なトレーニングを経験したり、知識的にも一定のレベルの人になるはずです。

ボイストレーナーの場合ボーカルトレーナーと違い、特定の音楽ジャンルにおける歌の上手さはあまり意味がありません、それよりも様々なジャンルに対応できる幅広い声の出し方を教えられるかどうかが重要です。

おわりに

ということであまりしっかりと理解している方が少ないみたいなので書いてみました。

ここが不明瞭などっちつかずなレッスンを受けないよう、自分に必要なのはどちらなのか考えて、それを専門にやっている所に習いましょう。