ミックスボイスを作る/強化していく上で大事な母音の調整について①

※この記事は2013年9月に公開したものを新たに書き直したのもです。

ボイトレをする上でものすごく重要で、ここを押さえておけばOK!ってくらい大事な部分なのですが中々その重要性が認知されていない感のある母音についてです。

今回は主に日本語での母音の調節についてお話しようと思います。

少し意識するだけでもスルッと声が出たり、強いミックスボイスの感覚も掴みやすいので参考にしてみてください。

追記記事 ミックスボイスを作る/強化していく上でとても大事な母音の調整について②

photo credit: kumsval via photopin cc

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母音を保つ事の大切さ

日本語の母音はいろいろ難しいんです・・・

小さい頃音楽の授業などで『ア/イ/ウ/エ/オ』の口の開き方などやりませんでしたか?この母音はこういう感じで口を広げて~みたいな感じで。

あの口の開き方では発声の面ではあまりよろしくないんです、少し前から書いてる共鳴のお話になるのですが口も共鳴器として重要な部分なのでここが狭くなると効率的に声が作られないんです。

昔教えられた口の開き方だと『イ』や『ウ』って顎が閉じてますよね?それだと声が響く場所が極端に足りなくなります。

しかも日本語の母音は5つしかありません、この母音はこう!ってなっちゃうと上で書いたようなことが起こるとそれっきり響きが足りない状態になります。

そうなると本来動かさなくていい部分を動かして無理に共鳴器を作ろうとします、それが発声の時に起こるよろしくない癖の原因だったりします。

母音を調節する必要性

 意識しないと普通に変形していきます

上で書いたような口の開き方/出し方で高音域を発声しようとしたら母音が変形/歪みます。それが声にとって物凄く有害なのです。

これが起こると所謂ハイラリンクスになったり声が鼻に入って物凄い鼻声になってしまったりします。

なので意識的に母音を調節する必要があります。

これは発声的に健康的且つ効率的なものを目指すと同時にその音をその音としてリスナーに届ける意味合いもあります。

母音を『閉じる』という動作

丸めるとか狭めるとか言ったりします

高音域で『ア』を歌おうとすると段々『エ』みたいになってしまうことありませんか?また『ウ』が高くなるにつれ『エ』混じりになっちゃったり・・・

それが母音が開く/崩れる/尖るとか言ったりします。

簡単にいえばチェストボイス寄りの音になると思ってください。つまり声が重たく硬くなって、高音域に行きにくくなるということです。

何も考えないで歌ってるとどうしてもこうなると思ってください。だから母音を閉じるという事をしないとしっかりヘッドボイスに移行しにくいんです。

どうすれば母音を調節できるの?

日本語は母音が5つしかないので・・・

海外のボイストレーニングメソッドだと細かい母音の指定がしっかりされておりそれで歌えばいいのですが、単純に日本語の母音に置き換えてやっちゃうと狙った効果が出ない&徐々に母音が変形していくので意識的に調節しなければいけません。

ヘッドボイスに綺麗に移行したいのであれば母音が開いていくのは避けたいのです、なので上で書いたような『ア』が『エ』になってしまったり『ウ』が『エ』混じりにならないように意識的に高音域でも母音を維持するまたは閉じていく必要があります。

母音にはそれぞれ特性があるのでチェストボイスに寄っている(開いている)傾向のものやヘッドボイスに寄っている(閉じている)傾向のものがあります。

『ア』や『エ』などは比較的チェストボイス寄りで元々の音自体が開いているといえます、その他の母音はしっかり発音していればヘッドボイス寄りで閉じ気味と言えます。

なので上手く高音域を歌えないという場合、『ア』や『エ』母音で練習せず、比較的閉じ気味の母音でやってやる必要があります。

口の中の空間が重要

何度か言ってるように顎落としてください

とりあえず『イ』や『ウ』で練習すればいいのは分かったけど、この母音だと高音滅茶苦茶出にくいんだけど?というかたたくさんいると思います。

それは上で書いた共鳴の問題で、高音域に必要な共鳴が日本語の母音の口の開きでは足りないのです。

なので何度もこのブログで書いているように『イ』『ウ』などで高音域を歌う時、意識的に顎を落としてみて下さい。その時母音はなるべく変えずに、『ウ』なら『ウ』を言い続ける意識が必要です。

一気に声が軽くなってヘッドボイスに移行できると思います、その感覚で上から下までスムーズに歌えるようになれればいいわけです。

おわりに

これまで何度もこのブログで母音について書いてきましたが、独学の方は特に注意して練習してみてください。

録音してみると案外言おうとしている母音に聞こえなくなっているということはありがちです。

次回以降声を強くするための母音の調整について書きますので、強化編はその時に。

それでは今回はここまで!

追記記事 ミックスボイスを作る/強化していく上でとても大事な母音の調整について②

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