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ボイストレーニングの日誌|練習の音声だけではなく言語化したものを残す

ボイストレーニングTips
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このブログではボイストレーニングの自主練習をするときは、録音して後から聞き返せるように記録しておきましょうと解説しています。

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これは練習する中で、常に自分の発声を聞き返しながら、方向性がブレないように確認するためのものですが、今回解説するのは録音だけじゃなくて言語化したものも残しておこうということです。

発声している音声だけじゃなく、言語化したものまで残すのは非常に面倒ですが、これがあるのとないのとでは、記録自体の価値が大きく変わってきます。

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音声だけだと意外とわからない

録音したときの喉の状態や何を意識しどこに注意しているのかという細かい注意点などは、音声だけ聞いても中々わからないし、覚えてもいないことがほとんどです。

なので例えクリティカルに上手く狙った状態になっていたとしても、言語化した情報がなければ、残るのは「上手く出来た自分自身の声」だけになってしまいます。

もちろん、狙うべきお手本として「上手く出来た自分自身の発声」も超重要ですが、その時に何を意識し、どこをどういう風に操作したらその声が出たのか?という部分がなければ、情報として少し不足気味な、勿体ないものになってしまうということです。

文字でも音声でもいいから言語化してみる

「◯◯を◯◯するような感覚で」みたいな感じで、自分にしかわからない、理解できない内容でOKです、それを文字で書き残しておくでもいいですし、喋ったものを録音して残しておくのもいいでしょう。

後々振り返ることを考えると文字で残したほうが便利です、ただ最初はべらべらとあれこれ喋ったものを録音しておく方法が手軽で続けやすいかもしれません。

こうして記録しておくものは、あくまで自分自身が振り返るためだけのものなので、あまり形式張ったり、要領よくしようと思わないほうがいいです。

最低限、その時のその声が、何をどう意識・操作したらそうなったのか?というのが自分だけわかればいいわけなので、理路整然としている必要はありません。

何をどう記録すればいいのか?

これに関してはもう本当にご自由にどうぞって感じなのですが、後々のことを考えて、記録しておくと役に立つであろう情報や、成長を実感できそうな情報を挙げてみましょう。

  1. 発声の差別化
    AとBの声の出し分け方、その際に意識していること、体感的な違い
  2. 音高による変化
    どの高さでどういう体感の変化や負担の感じ方があるか
  3. 理想的な発声の再現方法
    狙い通りに発声出来ている際に何をどう意識し感じるか

こういったことを、超大雑把でいいので言語化して残しておくと、自分自身のさらなる成長のための重要な情報になることもありますし、変化を振り返ったときに何がどれくらい変わったのかという指標にもなります。

まとめ:練習日誌を作りましょう

一番効果的なのは、練習を録音した音源と合わせて、その日の練習内容やそのときの意識や体感を日誌として残しておくことです。

ここまでするのは非常に大変で中々長続きできないかもしれませんが、私のクライアントさんの中で短い期間で飛躍的に成長されている方の多くが、練習の録音に加えて今回書いたような自分自身の体感の変化や、何をどう意識し操作しているのか?という部分まで言語化して残している方がほとんどです。

これには私に練習の報告するためであるという理由が大きいのですが、その恩恵として自分自身の発声の整理にも非常に良い影響があるようです。

私自身もこのブログ記事を書くことで、発声に関する思考の整理になり、喉の成長に一役買っていると感じる部分が多くあります。

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