フォームから予約・お問合わせして頂いた後の自動返信メールについて

ボイトレには『良い耳』がかなり重要!なんだけど・・・

ボイストレーニングTips

最近レッスンでよく言うことなんですが、やっぱりボイトレに1番重要なのは『耳』なんです。

その自分の『耳』で聞いている音と実際に出している自分の声の差異をすり合わせていく必要があります、そしてそれが滅茶苦茶むずいんです。

そんなこんなでその辺の「ボイトレ」と「耳の良さ」についてちょっと語ってみようと思います。

photo credit: Juergen Jauth via photopin cc

スポンサーリンク

実際に『良い声』と『良いと思って出してる声』の違いを理解する必要

以前の記事で「自分の感覚で気持ちいい所で歌う」というのを推奨していましたが、その気持よく出てる声が出してるあなたにとって『理想としてる声』と全然違う場合もあります。

参考記事 ボイトレや練習法とかミックスボイス云々書いてるけど考え過ぎはNG

そこで自分が思う『理想としてる声』の方を優先しちゃいがちなんですよね。

ここが独学でボイトレしてる時に1番成長の足を引っ張る要因かな?と個人的に思います。

発声的に健康的な声は訓練の初期段階では『良い声』と認識できない

これが1番難しい所です、ほぼ90%近くの人が健康的に出てる声に対しての反応は「???これがいいの?」というものです。

レッスンしてるとよく思います、「あ?これはあんまりご本人納得できてないな?」という風に・・・

ですがそこを耐えて、自分的にはつまらない声を出しているとあるときふと「あれ?いい感じじゃね?」という風に思う時が来ます。

そこまでにたどり着くのが一苦労、中々一朝一夕では辿りつけない

『健康的な発声』と自分的に『良いと思える発声』がリンクしてくるのは中々難しいです、中級者くらいにならないとそう感じれないかもしれません。

当たり前っちゃあ当たり前ですよね、その人にはその人なりの理想があってそれに近づきたいのにそこから一旦離れるようなことをするわけで、素直に納得できる方が少ないのは重々承知しております。

私自身も昔は酷い声を「これいいんじゃね?( ̄ー ̄)」みたいに思ってた時期があります

まぁ今聞き返すとそれはそれは酷いもんです。

先ほど書いた『健康的で理想的なバランスの発声』と『自分が良いと思う発声』が全くリンクしていない時の事です。

そうなるとやっぱりそれを聞いて「なにかおかしい、これは違うんではないか?」と気づける『耳』を持っているか、それともその耳を持った人に『聞いて貰う必要』があります。

私自身は声が良い方向に変わってきた時の感覚は「これでいいの?ただ声がだだ漏れな感じなんだけど?」でした

大抵最初は「歌ってる感じがしない」とか「棒読みみたいで楽しくない」とかそういう感想です。

ただその状態があなたの声のデフォルトで、それをいつでも帰れる発声のホームだとしたら、そこからあなたの好きな様に歌うことは容易になるわけです。

なのでただただ健康的で理想的なバランスの声というのが重要なんです。

そしてそれを「この声いいかも?」と思えるようになってきたら中級者の仲間入りかもしれません。だってそれがあなたの声のすっぴんの状態で1番ナチュラルに響いている声だから。

「出しててもつまんない!」から継続するのが難しいし「出しててつまんない声」が正しいはずがないという勘違い

だから癖満載のつらーい発声になっちゃってる方が多いんですね、独学の場合特に。

自分は出してて「歌ってる!!!」って感じだけど案外リスナーには届いてなかったり、声として鳴ってない状態になりがちです。

最初から完成形目指してもそれはちょっと無理があるかもしれません

ロジャー本の記事でも書いたのですが、いきなり完成されたシンガーの声をそのまま真似して出そうとしてもそれは無理です。

参考記事 ボイトレ本で独習される方に!ちょっと役立つ?情報 ロジャー本編

思うような声出ないな?という時期があって当然です、というかそういう時期の方が長いです、そうして声を磨き上げていくわけです。

『出してて気持ちいい声』が『実際にバランスの良い声』になり、それを『良い!』と思えるまで

時間がかかるんですよね~笑

中々険しいです、そしてそれが出来て終わりじゃないです。そっからまだまだやることはあります。

長き道程ですね、でも歌うことが好きならばやる価値はあると言い切れます。

おわりに

やっていると嫌になるくらい先が長いように感じますが、それを楽しいと思えるようになったら占めたものです!

練習を練習と思わなくなり、自分の声が良いと思えなくても変化を感じそれを楽しめればなお良いですね!

そんな感じでとりとめのない感じですが今回はここまで!