ボイストレーニングをより効果的にするため、あえてメニューを決めないという選択

初回レッスンを受けていただいたクライアントさんや、レッスン歴の浅いクライアントさんにされる質問で一二を争うくらい多いのが、

  • 時間に限りがあるのでメニューを決めたい
  • 毎日やるべき練習はどれ?
  • 必要最低限の練習は?

ということなのですが、こういったことを聞かれる度に、私は今回の記事に書いてあるようなことをお伝えします。

ということで今回はトレーニングを初めて間もなくは、広く浅く色んな声を出す練習をした方がいいでしょうということを書いていこうと思います。

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細かくトレーニングメニューを決めるより、広く浅く実践する

私は初学者の方には特にそうするのをおすすめしています、このトレーニング方針にはいくつかメリットがあるので、それを挙げてみようと思います。

【メニューを考えている時間】>>>【練習時間】になるのを防げる

「あれをやったあとに、これの方がいいかな~」とか「あれとこれの効果が反発して~」云々を考えて練習、つまり実際に声を出す時間が短くなってしまうくらいなら、もう全部取っ払って、パッと思いつくのを片っ端からやってみる方が確実に建設的です。

あれこれ迷っている、考えている時というのはだいたい行動が止まっています。

あれこれ考えならが同時に練習、つまり実際に声を出している状態を作れるのであればいいですが、初学者ほどそんな器用には出来ません。

トレーニングのスタート時はなりより行動です、ここで当たり前に考えるより声を出すという状態を作り出せるかが今後の成長にも関わってくるので、とりあえず初めは悩むよりも行動というのを意識したほうが良いです。

  • 考えるよりまず行動
  • まずはちょっとでも多く色んな声を出す

一定の効果を狙ったメニューを組んでも、上手くそこだけを刺激するというのは難しい

手の指をバラバラに動かすかのように、発声の場合は喉や口や舌などの狙った部分を柔軟に動かせるようにするのがボイストレーニングです。

最初は薬指を動かすと小指まで動いてしまうかのように、きっちりと喉や口や舌の動きが分離出来ない状態を、徐々に個別に動かせるようにするのがボイストレーニングの目的の1つなわけです。

しかし世に出回っている多くのトレーニング方法は、その動きの分離がある程度できた上での効果を謳っていることが多いので、初学者の場合はそんな難しいことがそもそも出来ていることは多くないので、そっくりそのままやってもまぁ効果は出にくいです。

だったらとりあえず大まかに、ある程度全体的に声の柔軟性を高めるトレーニングをやっておく方が後々の開発に有効です。

初回レッスンの場合、私がよくクライアントさんにお伝えするのが「今回やったの全部やってください( ◉◞౪◟◉)」ってことです笑

スタートからちょっとスパルタに感じる方もいるかもしれませんが、まぁ声を出すことが習慣化されてきたら、そこまで難しいことではないんです、なので最初からそこを意識して行動してもらうと後々楽になります。

  • トレーニングを始めた頃は狙ったバランスを作るのが難しい
  • 何が必要なのかを理解するためにも広く浅く練習する

ある程度広く浅くやってみた結果、後々何が必要かが見えてくる

最初から「これとこれとこれだけ毎日やる!」みたいに決めてかかると、後々「実はこれこれも全然出来てないな・・・」というのが必ず出てきます。これは独学で長くやってこられて初めてレッスンを受けられるクライアントさんに非常に多いパターンです。

きっちりメニューを決めて、目標を決めて練習する、普通に考えれば非常に素晴らしいことなんですが、それはまず自分の現状をしっかり見極めてからでも遅くないんです、声に関してはそもそも自分の出せる声の範囲を知るってことですね。

考えられる限りのメニューをあれこれやってみて、それが完全にこせなくてもいいんです、とりあえずやってみる。そうすると出来ない中でも「これはなんとなく出来てる or すぐ出来るようになりそう」「これは全く出来ない or すぐには出来るようにはならない」というのがある程度体感出来てくると思います。

そういったのが実感出来た上でメニューを組み立てるのと、最初の一歩からいきなりメニューを組み立てて出す声を限定しちゃうのとでは長い目で見ると、捉えている声というものの幅が全く変わってきます。

  • メニューを作るのはある程度ボイストレーニングに慣れてからでも遅くない

この大雑把な方針(笑)の場合、練習時の録音は必須

メニューを決めて取り組むときの一番のメリットは、声に変化が起きた時にある程度どのトレーニングによってその変化が起きたか見当がつくという点です。

そのトレーニングと変化の蓄積、つまりそれらのデータによって自分の声の傾向やトレーニングの方針が決めやすくなるわけですが、大雑把にやってると「なんか良くなってきたけど、今までやってきた練習のどれが効いたんだ?」ってなります、ちなみに最近の私はこんな感じです笑

なので練習ときには必ずレコーダーで録音しておきましょう。そうすれば振り返ってみた時に、ある程度どの練習がどういう方向に効いたのか判別できます。

過去の状態と現在の状態で、表出されているもので変化があったのが訓練的に効果があったものである可能性が高いです(一概にそうでもないのもありますが)。

ボイストレーニング上・中級者にもおすすめ

またこの記事のメインターゲットである、ボイストレーニング初心者の方だけではなく、中級者・上級者の方も練習を録音しておくというのはおすすめです。

トレーニングを継続すればするほど、成長・変化というのは慣れというのもあり、小さくなってきます。そんなときのも録音したものを聞き返してみれば、案外しっかりと変化を聞き取れたりします。

そして聞き返してみても、全然現状と変化を聞き取れない、感じられないという場合は、トレーニングの内容を考え直す必要があるという判断が出来ます。

  • 練習時の録音は忘れずに
  • 時々聞き返して自分の声の変化を知る

まとめ:最初はきっちりしすぎなくても全然OK

本当に同じことを書きすぎて、自分でも「書きすぎやろ・・・」と思うし、読んでいただいている方も「何回同じこと書いてんだよ・・・」と思っているでしょうから、あんまり書きたくないんですが笑、本当にトレーニングの始めた頃ほど、今まで出したことのない、もしくは出そうとも思ってなかった声を表出しようとするのが重要なんです。

なので何回も~何回も~リピ~トリピ~トしてますが、まずは色んな声出してねって言わざるをえないんです。

最初っからメニューをきっちり決めちゃうと、喉を限定的な発声しか出来ない状態にしてしまうこともよくあるので、とりあえず出来る・出来ない、こなせる・こなせないに関わらず色々やってみてくださいね~ってことでございます。

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