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09月22日分

取りあえず繋ぎましょう系のボイトレを受けまして、へんちくりんなミックスボイスがでるようになりました。
三ヶ月も経たないうちに裏声が出なくなり、地声でかなり高い音域まで出ていました。自分がやっかいな混合状態にあると知ったのは木田さんのブログからでした。
分離、融合、強化は同時進行で進めなさいということなのですが、私の様なケースも同時進行でいいのでしょうか?

うーん状態によりますね~
同時進行は基本ですが、流石にめちゃくちゃにこんがらがってる状態で、分離系と融合系の練習を同じような割合でやっても効果は出にくいと思います。
融合系の練習や歌を歌うということを全くしない方が良いということはないですが、練習の割合は考えたほうが良いでしょうね。
そのへんちくりんなミックスボイス笑 を出すための練習をどれだけやっていたのか分かりませんが、そのときにやっていた練習量を10とするなら、分離系を7~8やって、まともな強化・融合系を2~3くらいに抑えてみてはどうでしょう?
とりあえず当面はこういった↓軽い裏声が楽々出せるような状態になることを最優先に練習していくことをおすすめします。

09月30日分

仮声帯にも声帯と同じように長さ、厚さというのはあるのでしょうか?声帯の長さ、厚さに比例するのでしょうか?
よろしくお願いします。

10月02日分

高音域やタッチの強い声を出すとノイズが混ざります。
色んな原因が考えられると思いますが、自分なりに調べた結果、おそらくは仮声帯の介入か閉鎖が強いの、いずれかだろうと思いました。
聞いてもらわないとわからないと思いますが、あえてこの二つだと仮定して、仮声帯の介入と閉鎖が強いの見分け方ってありますか?

基本的に仮声帯が寄ってノイズが混ざっているような状態であれば、閉鎖も同じく強くなっているため、あえてどちらが優勢なのかということを見分ける意味があまりありません。
どちらにしても声道/共鳴腔の狭窄を緩めたり、適度な閉鎖へ導くために息漏れ気味の声を狙っていく必要があるので。
ということであまり意味はありませんが、あえてめちゃくちゃ大雑把に分けると、仮声帯由来のノイズは比較的粒が大きく、声帯の過剰な閉鎖によるノイズは粒が小さめだったりします。
10月05日分

こんにちわ
私も仮声帯についてです。
単音で仮声帯発声はできるのですが、歌の中での仮声帯の操作が上手くいきません。入れようとすると強く閉めすぎたり、タイミングが合わなかったりします。
やはりまだ喉の自在性が足りないのでしょうか? なにかよい練習法がありましたらお願いします。
ボイトレ歴二年。男、二十代。ミックスボイス習得(まだ不安定)。

まず曲がりなりにもミックスボイスを習得できているのであれば、その状態に仮声帯を関わらせることはそこそこできるはずなので、まぁまだまだ改善する余地しかないということです笑
仮声帯発声に関しては文章だけでは色々と危険性があることが多いのであまり言及したくないのですが、単音で鳴らせるのであればそこからクリーンな発声に寄せていくとか、仮声帯のノイズを少なくしていけるか試してみてはどうでしょう。
息の圧力がないと仮声帯が寄らない状態になっていることはよくあるので、まずはクリーンな発声同様、息に頼らずに鳴らせるかということからやってみてください。
10月10日分

歌が上手いともてますか?

人の魅力を歌が上手いということによって1から5や10にすることはできるかもしれませんが、そもそもの魅力が0であればどんなに上手くてもモテないでしょうね。
10月20日分

ボイストレーニングで、歌が上手くなるには限界がありますか?
独学二年、トレーナーからの指導を受けたのが二年になります。二十代男性。
ボイトレをはじめる前と比べれば断然、声が出しやすくなり上手くなっていると思います。
ただその後の成長があまり、感じられない状態です。弱点を重点にボイトレをして、歌を歌う。そして録音したのを聞き直して修正するといった練習です。惰性で淡々とこなしてる感じです。
上手くなるにはやはりボーカルトレーニングに切り替えるのも必要なのでしょうか? 淡々とこなしている練習がよくないのでしょうか?(ミックスボイス習得、こんな声出せますかは全て出せます。)

10月05日分とほとんど同じような回答になります。
本当に「ミックスボイス習得」しているのであれば、貴方の思う・考えることが歌で表現できるはずでしょうし、好きなように歌いそれが心地良いと感じるはずです。
そうでなく「ボイストレーニングしてるのに歌が上手くならない・・・ボーカルトレーニングが必要なのか?」なんて考えているのであれば、まだまだボイストレーニングで改善できることが山のようにある状態だと思います。
個人的な経験だと「ボイストレーニングは十分できている」と思ってレッスンに来られて、本当に「十分にできている」状態の方に出会ったことは片手で数えられるほどもいません。
10月21日分

喋り声(一番楽に出している声)が低くて聞き取りづらく、不便を感じています。ボイストレーニングで喋り声の音程が勝手に高くなることはありますか。
現状喋り声の音域を上げようとするとどうしても明るくしてる感というか、頑張っている感が出てしまう上に声を出すのにある程度テンションが必要なので、普通に喋ってる(高くしようとしていない)ような雰囲気で、楽に、もう少し喋り声の音程を高くしたいです。勝手に高くならなくともボイストレーニングによって自然に喋り声の音程を上げることができるようになりますか。

まずボイストレーニングをしても、喋り声が勝手に高くなるということはないです。
トレーニングすることによって声色を変えたり、音域を操作することはできるようになります。
ただその状態で「違和感なく喋る」ということになると、ボーカルトレーニング的な、所謂社会的なモラルを考慮しながら発声するという練習が必要になると思います。
10月22日分

仕事柄、声を使うので声をよくしたいと思っています。
具体的には深みのある低い落ち着いた声です。アンザッツの3aばかりやってもだめですよね?
やはり話し声であっても分離、融合、強化は必須なのでしょうか?

だめでしょうね。
良い印象を与える喋りにするには、ただ声帯を厚くして低い倍音を増やすだけでは無理でしょうから、歌唱に耐えうるような訓練強度は必要じゃないにしても、ある程度の自在性を持った喉にするための訓練は必要不可だと思います。
10月24日分

以前どこかのサイトで「高音を地声のように歌えるようになるには声区融合は必須」というような記述を見かけたことがあるのですが、高音域を強く太く地声のようなトーンで歌えることと、換声点付近をひっくり返らずにスムーズに強く歌えることはイコールなのでしょうか。
言い換えれば、声区融合していないのに高音域を強く歌えることはありえないのでしょうか。

イコールではないです。そのアクションに対して必要な強度が全く違います。
高音域というのをどの程度の音域としているのかによりますが、換声点以上の音域を強く歌おうとするのであれば、声区融合されていないと健康的且つ強く鳴らせないです。
10月28日分

以前から疑問に思っている事があります。
テレビなどでよくカラオケ王座決定戦みたいなのを見かけます。そこからプロデビューされた方も数多くおられると聞きますが、活躍が芳しくありません。厳しい言い方ですが売れていません。
やはりカラオケと生演奏の違いなのでしょうか?

「活躍できてない/売れてないのはカラオケと生演奏の違いですか?」って意味のわからない質問だと思いませんか?
いくらカラオケが上手くても、生演奏だと上手く歌えないのか?という風なことを聞きたいのでしょうか?
カラオケでも一定レベル以上で上手い人は生演奏でも問題なく歌えるだろうし、売れることと歌の上手さ云々は関係ないと思います。
10月29日分

ハミングが詰まります。
ネット情報では む がいいよ、とか ん、 でやりなさいとか気にしなくていよとか色々です。
ハミングで詰まってしまうなら、それ以前の呼吸の練習が足りてないとかそういう問題になるのですか?

「ハミングが詰まる」だけでは全くわかりません。
そもそも呼吸の練習云々なんてこのブログでは全く解説してないですし。
舌の位置や硬さ、息の量や速さ、喉頭の位置、声帯の状態、これらのどれによっても「詰まる」ということは起こりえますので、何とも言えません。
11月04日分

お酒は歌によくないと聞きますが、飲み方やアルコール度数の問題ではなく、上手くなるにはやはりお酒はやめた方がいいのでしょうか?

アルコールを摂取した状態で長時間大きな声で喋り続けたり、むちゃくちゃな発声で歌うと声帯に非常に大きなダメージを受けるというだけで、別にアルコール自体はボイスレーニングする上で直接関係ないです。
お酒とボイストレーニングについては以前にも記事にしているので、そちらも合わせて読んでみてください。

11月06日分

保育士をしています。ほぼ一日中しゃべりぱなしです。時に大声を張り上げるときもあります。
週一でボイトレに通っていますが、習ったことが全て、保育の現場でかき消されてしまいます。優しい声、柔らかい声といっても現場では通用しません(笑)。
声を酷使する職業に、ボイストレーニングの成果は上がるのでしょうか?

現在通っておられるボイストレーニングのレッスンではどういった内容を教わっていますか?
色々な音色の声を出して、喉を柔軟かつ強固にしていくようなトレーニングであれば、すぐには変わらなくても続けていれば何かしら好転するはずです。
また日常的に多く声を使っている方だと、常に声帯にダメージが残っているような状態になっていることも多いので、そのまま練習を続けても効果が出づらかったり、それ自体が余計な負担になっていることもありえます。
そうなるとまずは声帯や喉の状態を正常に戻すためのケアを徹底する必要もありますし、トレーニング方法も色々と考慮しながら処方してもらい、それを実践するという工夫が必要不可欠になるでしょう。
まずは習っているトレーナーとしっかり話し合って相談してみてください。
11月07日分

木田さんのブログはフースラーベースの記事が多いですが木田さん自身はどの程度武田梵声氏に教わっているのですか?

まず以前に記事として書いていたと思いますが、私の方から誰々にどれだけレッスンを受けたということは書きません、先方に迷惑がかかったり失礼になる可能性があるので。
ただ大雑把に答えると、国内だと著名な方や真摯に活動されているトレーナーのほとんどには多かれ少なかれレッスンを受けた経験はあります。
>フースラーベースの記事が多い
独習者向けに書いてあるので、取り組みやすく指標にしやすいということでアンザッツ系の練習方法を噛み砕いて書いているだけ+ボイトレ書籍の中だと梵声先生の本が一番効果的であろうということから紹介しているだけで、レッスンでも記事でも梵声先生のメソッドをベースと呼べるほど理解もできてないし、そういう扱いでもないです。
11月12日分

ミックスボイス練習中の男です ボイトレ歴は独学ですが3年くらいです 普段の練習はひたすら息漏れの裏声をB3 〜B4の範囲で出して裏声を鍛えています
今はG4くらいまでは楽に力強く発声することができ、とりあえずはB4まで力強く出せるようにすることが目標です まだ先の話になるとは思うのですが、今後C5以降を力強くミックスで出すにはどのような練習を行なっていけばいいのでしょうか? 先生の記事にあった、弓場先生の息を大量に出してC5以降の裏声を練習していくべきなのでしょうか?
基本息漏れの裏声は基本B3〜B4の範囲ですよね? いまいち、高音域の練習方法が理解できていません よろしければご教授していただけると幸いです!

そもそもブログでYUBAメソッドを取り扱っていたのがかなり昔なので参考にしないでください、記事の最初にも注意書きが出ているはずです。
質問文から推測すると、特定の声を使った練習しかしていないような感じがするので、まずは裏声だけじゃなく地声もしっかり練習して、それらを色々な音色で発声できるか?という所からやってみてはいかがでしょうか?

細かい解説は抜きにして、とりあえず参考として挙げられている音源を真似してみてくださいという企画です。
ボイストレーニングで重要な『様々な声の素材集め』に便利なシリーズです。
11月13日分

コロナ渦の前はボイトレレッスンも週三回通い、カラオケも週二回は欠かさず、上手くなることに貪欲でしたが、コロナ渦にある現在はレッスン、カラオケも遠ざかり、練習といえば風呂場でのハミングや小さめの声で歌う事ぐらいしかできていません。
喉の調子も当然、重ったるく、固くオート化されたようになっていました。
そこでいろんな声を出しまくったところ、喉がリセットされて出しやすくなっていくのに気づかされました。この時期、一人で中途半端な練習をするくらいなら、いろんな声を出している方がいいのでしょうか?
まぁいろんな声だけでは成長は望めませんが….

うーん・・・やらないよりはマシだと思いますが、これまである程度しっかりと音量を出して練習していたのであれば、小さい音量で色んな声を出すということだけでは、萎びていくのをあまり抑制できないでしょう。
レッスンが再開されているのであればそれを受講するのが一番です。
対面レッスンが再開されてないとか、受講するのが怖いということであれば、元々受けていたところがオンラインレッスンに対応しているのであればそれを受講したり、家でも声を出せる環境を構築するとか、カラオケやスタジオで練習するなどの対応をしないと、どう頑張っても頻繁に受けていたレッスンと自宅でできる範囲の自主練習ではあまりにも練習の強度もクオリティも違うので、どんどん声は出しにくくなると思います。
11月14日分

仮声帯も炎症を起こしたり、ポリープができたりするのでしょうか?

使い過ぎや細菌によっても炎症が起こります、ポリープはあまり聞いたことがないです。

ボイトレは時間がかかるのはわかっていますが、単純に練習量と質が足りていないことによってなかなか変化していないのか、それとももともと変化が感じにくいものなのか分かりません。これら二つの違いを見分ける方法はありますか。最低どのくらいの期間で変化が無かったら練習不足といえると思いますか。練習内容にもよると思いますが、何か一例を取り上げて教えていただけると幸いです。



これら↑の記事は読まれましたか?そもそも独学なのか、習っていてその状態なのかもよくわからないので、なおさら何とも言えません。
今現在の状態、改善したい点とその強さ(固着具合)、それに対して必要な練習、実際にやっている練習とその精度や時間等など、成長に必要なことは山程あるので一例を取り上げることすら難しいです。
それほど酷い固着が起こってない場合、的確な練習を選んで、それを一定水準の精度で繰り返しているのであれば、一週間程度で何らか変化は感じられると思います。
固着が酷かったり、そもそもあまり柔軟に喉を動かせない場合、一週間程度ではあまり変化を感じられない場合もあります(長い目で見たらそれが正解であっても)。
11月20日分

アンザッツ3bはミックスボイスですか?

貴方の思うアンザッツ3bとミックスボイスがどういう状態を指すのかわからないので解答できません。
11月21日分

フースラー自身、一切の音源を残していないのにアンザヅツの音色をピンポイント的にこれだ!と特定できるのはなぜですか?
文章で伝達されてきた宗教の教典のように、読み手によっては色んな解釈が有りうるということですか?

残っている文献などから推測して「恐らくこういう音色だろう」としているだけです。
どんな書物でも読み手には無限の解釈の仕方があるので、研究者毎に違うアンザッツがあります。
11月25日分

特に独学の場合、閉鎖、伸展、高音など特定の練習に着目しがちで、その逆の開大、縮める、低音が疎かになりがちです(特に私は!)。
練習で不自由さを感じてようやく、バランスの大切さを思い知らされます。
そこで質問です。何も逆の動きをしなくても、アンザッツや色んな声を出すことで練習のバランスは保たれますか?

難しいでしょうね。そもそもどういうバランスなのか、そこを明確にしないと、手広くやってるだけではあまり意味のない練習になりがちです。
どこか一つの方向にバランスが強すぎるのであれば、それにカウンターを打つ形で練習するのがベターだと思います。
それをやった上で、手広くやるならまぁそれなりには効果的でしょう。
11月28日分

イケボで歌いたいです。地声がイケボでなくても出せるようになりますか?
先生のブログでよくおっしゃられている、喉の自由度というのがしっかりと高まれば、nissyさんや登坂さんのような声も可能ですか?
ミックスボイスは出せますが、イケボは出せません。

思い描いた音色で自在に歌える状態がミックスボイスだと考えています。
イケボというのがどういう状態の声を指しているのかわかりませんが、現状思ったような声で歌えないのであれば、ミックスボイスは出せてないということです。
しっかり訓練し続ければ理想に近づけることができるようになってきますが、どうしても物理的に出せない・出しにくい音色の声はあるでしょう。
12月28日分

はじめまして、混合していることに最近気付いてどうにか分離させようとしています。
特に練習をしないうちにミックスボイスのような声の感覚を掴み、自分は才能があるんだなんて思って歌い続け三年が経過したある時に、自分が今裏声だと思って使っている声は裏声ではないことに気づきました。
ヨーデル、強調対比のように、地声からスポッとひっくり返った時に出るあの声がどうやらまさしく鍛えるべき本当の裏声らしいのですが、その声は使ってはいけないものとして意図的に封印して歌っていました。
じゃあ曲で裏声を使用する部分はどうやって歌っていたのか?というと、知らず知らずのうちにミックスボイスもどきの弱々しいバージョンの声を裏声に置き換えて歌っていたらしいです。
自分では、裏声が出せていると思い込んでいました。 周りからも裏声が出せてないと指摘されたことは一度もありませんでした。
むしろ、ミックスの強度を上げる練習をしている時に気づいたのです。
で、ああ今まで使っていたのは裏声じゃないんだ、このひっくり返した時に出る声が裏声なんだな、じゃあこっちを鍛えないといけないんだなぁと思い、裏声の下降の練習に特に力を入れています。
今までは裏声の低音に困ったことはなかったので、むしろ最高音を更新することしか考えていませんでした。
が、裏声という声の認識を改め、今まで使っていたものとは違う、正しい方の裏声を下降させてみるとD4付近で地声にひっくり返ってしまいました。
そこから二ヶ月弱練習してたまーにg3まで下降できるようにはなりました。練習メニューは強調対比、吸気裏声、息漏れのある声などです。
それで、いくつか質問があります。
練習をしていると30分もたたないうちに裏声が出しにくくなります。
調子がいい時は、 息の量10:裏声の声量10 息の量30:裏声の声量30 ↑のように、息の量で裏声のボリュームを調節できるのですが、声が枯れて?くると、 息の量10:裏声0 息の量30:裏声0 息の量50:裏声50 ↑のような感じで、どうしても強く息を吹かないと裏声が出なくなってしまうのです。
息の量が少ないと、息だけが通り過ぎていきます。
吸気でも同じような現象が起きる時があります。 ただ単に裏声の範囲が狭いだけなら広げていけばいいのですが、なにぶん今まで分離強化の工程をすっ飛ばしたなんちゃってミックスで歌い続けていたので、裏声があまりにも安定しません。
・高いところから音を下降させたらc4が出るけど、単発で最初からc4を出そうとすると息しか出ない
・裏声を出そうとしてもやや音が低めの地声が出る などの症状もよくあります。
なんなら5分とか練習するだけで出しにくくなったりします。
出しにくくなった時は、1時間ほど喋らずにいるとある程度回復します。
質問の一つ目が、息の量を少なくしても裏声が出せる時もあるのに、少し練習をすると少量の息では裏声が出なくなり、息の量を増やして無理やり出さないといけなくなる、
という症状は、どのような原因が考えられるのか、です。
具体的にいうと、開大筋が過剰に働いているが故に息しか出ないのか、反対に閉鎖筋が強すぎるせいで息しか出ないのかが知りたいです。
もちろん声を聞かないとわからないとは思いますが何卒… 二つ目は、声が出なくなっても少し時間をおけば回復すると上に書きましたが、「おや、ちょっと声が出しにくくなってきたか?」と感じたらすぐに歌うのをやめて数時間休憩し、時間が経った後に再度練習する。
また調子が悪くなったら休憩を挟む。
このようなやり方は正しいのでしょうか。
それとも、声が出なくなったら吸気発声など何かしらのストレッチを施してすぐに状態を改善すべきなのでしょうか。それが知りたいです。

>開大筋が過剰に働いているが故に息しか出ないのか、反対に閉鎖筋が強すぎるせいで息しか出ないのかが知りたいです。
私としても恐らく原因としてはこの二つのうちのどちらかだと思いますが、詳しく書いていただいているのに申し訳ないですが、やっぱり聞いてみないとわかりませんね・・・
ただ30分も経たないうちに鳴らしにくくなることに加えて、呼気量を増やさないと出なくなりということから、後者のような気がします。
開大が動きすぎる場合は、どうやっても息の通過する音だけになるか、大小に関わらず内筋を関わらせないと鳴らない(薄いミックスの状態)状態になることが多いです。
ただ調子が崩れてから何もしないでしばらくすると回復するというのは、どちらかというと過剰な閉鎖による症状に多いです。
なので色々な状態が複雑且つ強固に絡まっている可能性も高いと思います。
これらをクリアにするために、裏声の練習していて調子を崩し始めたら、すぐに違う練習をやってみてください。
思いっきり地声を鳴らしてみるなどです。
ある程度地声を出した後、裏声の練習に戻った時、鳴らしやすくなるのであれば、裏声が開大し過ぎなのかもしれません。
逆に余計に鳴らしにくくなるのであれば、裏声発声時にも閉鎖する動きが過剰に入っているのかも知れません。
極端な地声の状態は裏声と分離させる意味でも非常に重要なので、練習の順序は考える必要はありますが、基本的に二つで一つです。
裏声を徹底的にやるのも良いことなんですが、基準がない場合迷いやすくもなるため、男性であれば間違いにくいであろう地声を明確にして、区別することで裏声がより明確になってきます。

なのでこういう↑地声をしっかり鳴らせるかやってみて、それを裏声メインの練習内容に取り入れてみてください。
二つを意識・状態とも明確に分けて練習できていれば、各声区は余計に混じり合うことなく、分離したまま訓練できますので。
あとそもそも練習に使っている裏声がどういう状態なのかが非常に重要なので、低い音域でなければ、こういう↓裏声が出せるのかも明確にしておく方がいいです。

音域を問わない状態であれば、記事内にあるような動きができるというのが最低条件です、これができない状態で下降させようとしても、あまりに裏声の土台が弱すぎるということになるので、まずは裏声を鳴らしやすい音域でいいので、音色(特に母音)に気をつけて、動きや音を持続させられるかを試してみてください。
>「おや、ちょっと声が出しにくくなってきたか?」と感じたらすぐに歌うのをやめて数時間休憩し、時間が経った後に再度練習する。また調子が悪くなったら休憩を挟む。このようなやり方は正しいのでしょうか。
正しいです。少しでも狙った状態にならないのであれば、そもそも脳からの指令が上手く伝わってないか声帯自体に何らか異変が起きているということなので、似た練習をしてもあまり意味がないことが多いです。
訓練は基本的にめちゃくちゃゆっくり丁寧にして、間違いようがない状態でやる必要があります、それでも思うように行かないのであれば、全く違うことをするか、脳も喉の筋肉も落ち着くまで休むかです。
12月31日分

前回分離について質問させていただいたものです。思っていたよりも早くアンサーをいただいて感謝しています。
もちろんこれも声を聞いてもらわないとわからないのですが、閉鎖したしっかりとした地声と典型的な裏声は「出せている」と自分で判断をしたのですが、その上で再び質問させていただきます。
早速、裏声が出しにくくなった時に地声を強く張ってみるという方法をとってみましたが、裏声は出しにくさが増したように感じられました。よって、裏声発声時にも閉鎖の筋肉が働きすぎている(つまり典型的な裏声はまだ出来ていないということなのか?)ということなのでしょうか。
また、ひとつ気づいたことがあるのですが、地声の練習を繰り返していると、しっかりと、息をハッと止め、ちゃんと閉鎖した地声を「あ」の母音でロングトーン発声をすると、たまに声が揺れます。
もともと、生まれつきビブラートができるタイプ(喉ビブラートやちりめんと言われている細かいビブラート)で、演歌などで使われているような横隔膜ビブラートの存在を知るまではほぼ常に喉でビブラートをかけながら歌っていたことが原因しているのかもしれません。
この場合、地声のトレーニングもまっすぐどの母音でも伸ばせるように鍛え上げる必要があるのでしょうか。
だとすれば、閉鎖の力を借りない純粋な裏声と声が震えることがなくしっかりと閉鎖した地声の練習を同時進行で行わなければいけないということなのでしょうが、先程も書いたようにしっかりとした地声で声を張ると裏声が出しにくくなります。
この場合、裏声を出すのは一旦やめて地声のトレーニングからやり直すべきか
反対に、ある程度裏声が育つまで地声で張らないようにするのか
裏声を午前、地声を午後、もしくは日を跨ぐようにして交互に練習する必要があるのか
どのような方法を取れば良いかわかりません。また裏声に閉鎖の筋肉が邪魔をしてくる場合、どのような対処をすれば良いでしょうか。

>裏声は出しにくさが増したように感じられました。
本当に無駄な力みなく紹介した地声が出せているのであれば、仰るように裏声発声時にも閉鎖させたり収縮させたりという動きが多く入っているのかもしれません。
ただ前回分も今回分もそうですが、あくまで質問への回答として単純な方法をお伝えしただけなので、出しにくさの原因が筋肉的な混合だけとも断定はできません。
地声・裏声共に出せていると自己判断されていますが、その判断が間違っている、そしてそもそも地声を発声する際にも、過剰な閉鎖を起こそうとしていたり、必要以上の息で無理に声量を出そうとしていた場合には、声帯自体が炎症を起こし、腫れぼったくなってしまい、それの影響で余計に裏声が出しにくく感じるという可能性も十分にあります。
そうなると、診断に使うためのはずが、余計に声帯にダメージを負わせることになっているわけで、より判断がし難くなります。
>つまり典型的な裏声はまだ出来ていないということなのか?
上に書いたようなことがあるにしろ、普通に効率よく出せている裏声は、すぐに出しにくくなったりしないので、基本的にはそう考えていいでしょう。
>地声のトレーニングもまっすぐどの母音でも伸ばせるように
ある程度の長さを発声しようとすると、ストレートで真っ直ぐ伸ばし続けるというのは逆に難しく感じるはずです。綺麗なビブラートじゃないにしろ揺らしても良いので伸ばせる必要はあります。
>生まれつきビブラートができるタイプ(喉ビブラートやちりめんと言われている細かいビブラート)
トレモロっぽくなるのは、大抵喉やその他発声に関わる部分の過緊張による部分が大きいです。それしかできない状態ではビブラートができるとは言いません。
ビブラートや大きく揺らすことが出来ないのであれば、まずはちりめんをやめて、短くても良いからストレートで発声する、それに慣れたら徐々に伸ばして大きく揺らすことができるようにする必要があります。
>どのような方法を取れば良いかわかりません。
全てを実際の出音を聞いてもらわず、ネット上の文章だけで解決しようとしてもそれは無理です。
独学でやるのであれば、あらゆるヒントから自分の状態と出来ることを照らし合わせてもがき続けるしかありません。
今現在この声もこの声も出せないから八方塞がりだ〜どうすればいいんだ〜じゃないんです、一つ一つ改善していくしかありません。
確実に出来ているであろう部分から攻めて行くのか、全くやった事のない部分を攻めてみるのか、貴方自身が考えて、貴方自身が行動するしかありません。
挙げられた全てのパターンを、もしくはそれ以外にもできそうなことは全てやる、それくらいはやりましょう。
それが無理、難しい、非効率だと感じるのであれば、素直にボイストレーナーに声を聞いてもらいましょう。
>裏声に閉鎖の筋肉が邪魔をしてくる場合、どのような対処をすれば良いでしょうか。
最低限自分で情報を探して得ようとしないと、独学は難しいと思いますよ。
ブログでもいくつか記事にしてます、これらには目を通しましたか?
読んだ上で聞いているのであれば、情報が少なすぎてなんとも言えません。


01月01日分

声帯は強い息をあまり受けれないため、なるべく呼気を弱くとのことですが、声帯周りの筋肉が強くなっていくことにより徐々に強い呼気にも耐えれるようになっていくのでしょうか?
現在は弱い呼気ではある程度スムーズに音程を行き来できるのですが弱々しく聞こえてしまうため将来的に呼気を強くできるのかきになっております。

>声帯周りの筋肉が強くなっていくことにより徐々に強い呼気にも耐えれるようになっていくのでしょうか?
呼気量=声量になると音量自体は大きくなっても、柔軟性が失われるので、筋肉を鍛えて大きな呼気に耐えられるようにしながらも、効率的に声に変換する術も同時に習得していく必要があります。
01月02日分

こんにちは、裏声の吸気発声について質問が有ります。a4程度の高さを吸気で途切れないように発声するとやや不安定ですが大体15秒くらい伸ばせます。でも、c4くらいの低めの音を裏声吸気で途切れないように伸ばすと10秒くらいで限界が来てしまいます。
わりかし早めの段階でお腹が空気でいっぱいになって苦しくなってしまいます。しっかりと鍛えれば、ある程度の範囲であれば同じような長さでロングトーンできるようになるのでしょうか?
a4の15秒と言う記録も勿論トレーニングすれば更に伸びるでしょうが、c4が10秒しか伸ばせないって状況はトレーニングがたりてないって事であっていますか?
先生はa4とc4、同じくらいの安定度で同じくらいの時間ロングトーン発声できますか?

持続時間に関しては、どれくらいの声量・音質・動きでやっているかによってかなり変動があります。
吸気発声の場合、声量の影響はかなり大きいので、必要最低限の大きさであれば15秒も10秒も短めですし、大きめに鳴らしているのであれば、それくらいしか伸ばせなくてもおかしくはありません。
とりあえずA4で15秒程度は伸ばせるのにC4だと短くなるというのはトレーニング不足云々よりも、C4で裏声の状態が保ててないという可能性が高いと思います。
まずは通常の呼気発声でC4を明確に裏声で鳴らせているか?そしてそれを吸気にしても裏声の状態を維持できているかを確認してみてください。
呼気でも吸気でもしっかり裏声なのに、音域が下がってくると伸ばせなくなるのであれば、単純に音量を抑えてみてどうなるか試してみて下さい。
>先生はa4とc4、同じくらいの安定度で同じくらいの時間ロングトーン発声できますか?
上記の通り、音量などによっては全く同じようにするのは難しいです。
物理的に音域が下がれば音量は小さく、動きも付けにくくなるので。ただ伸ばせる長さはどの音域でも大きく変わりません、最低限の音量であれば30秒程度は伸ばせます。
01月05日分

純粋な裏声の感覚がどうしてもわからない場合、裏声を出している「つもり」で息だけを発声すると感覚がわかってくる
というところ、以前にも目を通してはいたのですが練習に取り入れてはいませんでした。ここを読んでふと思ったことがあるので質問させていただきます。
例えばなんですが、練習開始直後は力を抜いて歌えていたのに、ある程度時間が経つと同じ曲の同じ箇所を同じように歌っても息しか出なくなる事があります。
もしそう言う状態に陥った場合、無理に出そうとせず息だけになってもいいから練習開始時点の感覚のまま優しく歌った方が良いのでしょうか?
「練習開始時10%の力で裏声が出ていたが、時間が経って30%くらい力を入れないと裏声が出ないようになった
この時、30%の力を出して無理に裏声を出そうとするより、たとえ声にならず息だけが漏れてもいいから10%の感覚のまま歌い続ける」
↑このような対処は効果があるでしょうか?と言う質問になります。
無論、以前お答えいただいたように休息を挟むのが一番の対処ではあると思いますが、何卒お願いします。

純粋な裏声はあくまでボイストレーニングとして利用するもので、歌っているときにそれでどうこうするという性質のものではありません。
純粋な裏声を探るために使う状態や感覚を、対処法的に歌う際に利用するなんて私自身は全く推奨していません。
歌ってて声にならず息だけになるようであれば、そもそも何らかの動作が過剰に起こっているはずなので、まずはそうならないようにボイストレーニングをして、その状態を歌唱時にも応用できるようにする必要があります。
01月08日分

以前吸気発声でどれだけの時間伸ばせるか?と質問させていただいたものです。
「まずは通常の呼気発声でC4を明確に裏声で鳴らせているか?そしてそれを吸気にしても裏声の状態を維持できているかを確認してみてください。」
とのアンサーをいただきましたが、今僕は呼気だと裏声発声がままならないので吸気で感覚を掴もうとしている段階なので、吸気と同じように呼気で発生する事が難しい状態です。
呼気の場合、大体c4やb3くらいまでは裏声で下降できるんですが、一発で出そうとすると低い裏声は出なくなってしまいます。a4くらいの高さであれば一発で出るんですけど、d4、c4くらいまで低くなってくると単発では発声できません。息がスカーッと抜けてしまいます。ので、d4、c4、b3付近の低い裏声を出すためには、一度a4くらいの高さを経由してから息を途切れさせずに音を下降させる、という方法をとらないと難しいです。
「はい、c4の裏声出して!」と言われたとしても、ドーと一発では鳴らせないので、ラソファミレドーのように、高い音を経由しなければならない状態です。
この状態って、裏声が未熟な人にはよく見られる、あるあるな症状なんでしょうか?それとも、普通の人は出せる範囲の音は単発で易々と出せるものなのですか。
話がそれてしまいましたが、こんな状態なものでとりあえずは吸気で最低限の息の量と最低限の音量でかつ柔らかい音で長く伸ばせるようにしようとして練習してます。
もう一つ気になる事があるのですが、吸気発声はそもそもほとんどの人が慣れていない方法なので、変な癖がつきにくくまっさらな状態からトレーニングを始められるという話をよく目にしますが、仮に吸気発声が混合していた場合わかりやすいセルフチェックの方法などはありますか?
書いてるうちにまた気になる事を思いついたので書かせていただきます、多くてすみません…
単発で低い裏声を出すのが難しく、高い音を経由しないと出せないと上に書きましたが、地声を経由することによっても出しやすくなります。
c4を裏声で一発で出すのはたまにしか成功しません。基本息しか出ません。が、
c3地声→c4裏声のように、地声を経由してそこからひっくり返すように出す方法を取ると、高い裏声を経由しなくても低い裏声を出す事ができます。
この状態は、どのような原因が考えられますか?地声を出している時のテンション、閉鎖?の力を借りて裏声にひっくり返しているから出しやすいということなんでしょうか?
一発で低い裏声を出そうとすると出ないが、地声からひっくり返すと低い裏声でもある程度は出るって状態はどのような原因が考えられるのかという質問でした。

>この状態って、裏声が未熟な人にはよく見られる、あるあるな症状なんでしょうか?それとも、普通の人は出せる範囲の音は単発で易々と出せるものなのですか。
発声の状態やそのレベルは十人十色なので、そういう症状で出せない人もよくいらっしゃいます。
>吸気発声が混合していた場合わかりやすいセルフチェックの方法
単純に音として裏声の軽く薄いトーンになっていない、ギリギリジリジリしたトーンが入っているのであれば、何かしら裏声としては余計な動きが入っている可能性が高いです。
瞬音で音の高さも換声点付近からそれより上であればどこでもいいので、この記事のような音色で出せるように練習することをおすすめします。

>地声からひっくり返すと低い裏声でもある程度は出るって状態はどのような原因が考えられるのか
状態が大きく違うのでその変化を起こしやすい、もしくは変化を感じやすいのでやりやすく感じるということでしょう。
細かいことを言えば、裏声としても最低限必要な閉じたり厚くする筋肉が、裏声にする際の引き伸ばす動きをしても維持されているからとか色々要因はあります。
ただそんなことは些末なことなので、その動きで上手く裏声が鳴るのであれば、それを繰り返して練習するだけです。
01月26日分

こんにちは。
裏声に関してたびたび質問させていただいた者です
質問なのですが、裏声が出ずに息だけが抜けている時って、声帯ではどのような現象が起こってるんでしょうか?
裏声発声のメカニズム自体はそんなに詳しくなく、ファルセットレジスタ〜やら粘膜だけが振動している〜みたいな断片的な情報しかわからないのですが…
息だけが抜けてしまうってことは、粘膜部分がすり減っていたり硬くなっていたり潤いが足りなくなって振動を起こせず声にすることが出来ないってことなんでしょうか?
混合してるから〜とか必要ない筋肉が関与しているから〜であるとか、閉鎖しすぎ、開大しすぎみたいな原因ではなく、それらのような悪い癖がついてしまっていることによって結果的に声帯がどのように動き(もしくは動かなくなり)声が出なくなるのかと言うことを知りたいです。
粘膜が振動しないからだよ、とか充分に声帯同士が触れられないからだよみたいな感じの理由を知りたいです。よろしくお願いします。

声にならないということは、単純に筋肉部分であれ粘膜部分であれ、声帯同士が接触していないというだけです。
>粘膜部分がすり減っていたり硬くなっていたり潤いが足りなくなって振動を起こせず
すり減るというのがどういうことを指しているのか分かりませんが、乾いてしまうということは起こりえます。ただそれによって振動が起こせなくなるということは基本的にありません。
乾いていようが潤っていようが、どちらの状態にしても、裏声の特定の音域はでないとしても、地声であれば意図的に息だけの状態にもできるし、明確に声にすることもできるわけですから、楽器自体には問題はなく、使い方に問題があるため、音にならない音域がでてくるということです。
>閉鎖しすぎ、開大しすぎみたいな原因ではなく
それらを用いずに説明することはできません。上でも書いたように何にせよ声帯が触れ合っていない、つまり多くの場合は、開大する動きが極端に勝ってしまうために起こることなので、それ以外に解説しようがありません。
その極端な開大というのが、そもそもどういう原因で起こっているかも色々と理由が考えられるので、一概にはなんとも言えません。
02月13日分

先生がオンラインレッスンに使っているPCのスペックなどが詳しく知りたいです!

PC自体のスペックはこんな感じ↓です。
CPU:Ryzen 7 3700X
RAM:32GB
GPU:RTX2060SUPER
カメラ:Logicool C920n
その他音質に関わっている機材は以前に記事にもしましたがこんな感じ↓です。
AIF:MOTU 624
マイク:RODE M2・audio technica AE5400
イヤホン:ETYMOTIC RESEARCH ER4S・MOONDROP CHACONNE
鍵盤:YAMAHA reface CP

02月14日分

やはり、声にならず息しか出なくなるのは開大のしすぎで声帯が振動を起こせないってことなんですね、ありがとうございます。
どのような原因で極端な開大が引き起こされるのかはわからないとのことで、勿論その事は理解した上で、仮にそのような状態に陥っている人がいた場合どのような対処法のパターンがあるのか教えていただけませんか。
ちなみに、これは裏声が自由に操れないことと関係しているのかはわからないのですが、”地声”を使って、極力優しく、小声で、息の量をできるだけ少なくした状態で声を伸ばそうとすると、声が震えます。c3くらいであればまだ出しやすいのですが、そこからd3、e3と音を徐々に上げていくほど出しにくくなり、優しく出すのが難しくなります。
裏声と同じように、優しく地声を出そうとしても息だけが抜けて行ってしまうので、息の量を増やしたり、多少の力みを加えないと声にならず、優しく出すのが難しくなるのです。
優しい地声を出す時も裏声と同じように声になるまでのラグが発生したり息の量を増やさないといけなくなるという症状が見られることが分かったので、まずは裏声の前に地声で自由にコントロールできる範囲を増やしていくべきなのかなと思っているのですが、正しいですか。
他に最近取り入れている練習として、極端な開大の癖を取るために脱力した地声でため息発声なども試していますが、効果はありますか、木田先生はどうお考えですか?

>仮にそのような状態に陥っている人がいた場合どのような対処法のパターンがあるのか
前回の回答でも書いてますが、山程原因があるので、こうですというのが一概にはなんとも言えません。
- 呼気量が多すぎる→それを受け止めようとする→全部は無理だからどこかのタイミングで一気に弛緩する
というようなこともあれば、
- そもそも発声する前段階で、息漏れしすぎたものをイメージしている
というようなこともありえます。当たり前にこれら以外のことが原因ということも全然ありえますので、こればっかりは色々と声の傾向や喉や思考の癖を分析しないとわかりません。
上記2つの例であっても、対処法は真逆になることもあるので、これです!とは紹介できません。
>多少の力みを加えないと声にならず、優しく出すのが難しくなる
どういう音色の声を『優しい』としているのかがわからないので、これもなんとも言えません。
必要最低限、外喉頭筋郡に力を借りて安定した状態で出していれば、優しく小さく出すことはそこまで難しくないですが、そうじゃない、つまり外喉頭も内喉頭も弛緩した状態で出そうとしているのであれば、そりゃ難しいです。
>極端な開大の癖を取るために脱力した地声でため息発声
開大の癖を取る、つまりは開大に対してカウンターを打つ形なのであれば、なぜため息発声なのかがわかりません。
上で書いたような呼気が多すぎて過剰に閉鎖し最終的に開いてしまうという状態なのだと自己分析した上で、必要最低限の呼気量を探るためにやっているのであれば、まぁ効果はある?かもしれませんが、そうでないなら逆効果になることのほうが多いと思います。
何にせよ、本当に改善しようとお考えであれば、こんな文字だけの説明で納得しようとせずに、ボイストレーナーに声を聞いてもらうことをおすすめします。

裏声発声時に仮声帯が邪魔をしてしまっている状態なのかどうか確かめる方法って何かありますか?

仮声帯関係の回答はこれまでいくつかしているので、それも確認してください。
聞いてみないことにはわかりませんが、体感的にあまりにも抜け感がなく、圧迫感が強かったり、楽に鳴っている感覚がないのであれば、仮声帯が寄りすぎている可能性があります。
あとは普通に裏声の音色にノイズが乗っかっているような状態(ノイズと混ざっているような音色の場合は判別が難しい)や、単純に吸気発声で裏声が鳴らせない場合も、仮声帯を巻き込んでいる可能性があります。
02月17日分

裏声の話なんですが、吸気発声だと低いところから高いところまである程度楽にだせて、地声にひっくり返ってしまう恐怖感もなく、吸気のまま歌ったりも出来るのに、呼気になった途端に安定しなくなってしまうのは何故なんでしょうか。
吸気発声をめちゃくちゃ練習していけば次第に呼気の荒声にも変化が現れてきますか?それとも呼気は呼気で練習しないとダメでしょうか。
今のところ吸気発声によって呼気に変化が現れた体感はあまりないです。

>呼気になった途端に安定しなくなってしまうのは何故
今現在出ている吸気発声のクオリティがどの程度のものなのかわからないので、なんとも言えません。
呼気である程度声量を出したときと同じような音量・音圧で吸気発声ができているのであれば、呼気での発声の際、めちゃくちゃな固着が起こっている可能性があります。
そもそも吸気でもそこまで大きくも強くも出てない、呼気よりは多少マシという程度であれば、吸気の方が声にする息の量を調節しやすいので、そのおかげで鳴らしやすいんでしょう。
呼気になった途端安定しないということであれば、やはり吸気ばかりをやってもあまり効果は出ないです。
吸気での発声をベターな発声状態の指標として、呼気と何がどう違うのかを分析する必要があります。
02月18日分

コロナ渦にあって、ボイトレの適切な環境が整わなくても、最低限これだけは毎日続けましょうという練習等ありましたら教えて下さい。
ボイトレ歴二年、独学一年目です。
ミックスボイスは習得しました。
コロナ終息までオンラインも考えていますが、画面上の対面式に不安を感じています。

2020年11月13日分として同じような質問に回答しています。
02月19日分

こんにちは。
地声と裏声をヨーデルのように連続で切り替える強調対比という練習についてなんですが、呼気だと裏声が出なかったり、つっかえるような感覚があるんですが、吸気発声だとめちゃくちゃスムーズに地声→裏声→地声と切り替えられるんです。
なので、とりあえず吸気で強調対比をやりまくって慣れよう!って思っているんですが、吸気で練習しても呼気の方に効果は現れないんでしょうか?全く無駄というわけではないというのであれば、ひとまずは吸気から感覚を掴もうと思っています。

02月17日分と同じような回答になります。
うちのブログでも吸気発声についてはいくつか書いていますが、メリットとしては息を調節しやすくなったり、今までに経験がない状態なので余計な固着が起こってないことが多いということですが、それはデメリットにもなりえて、そのあまり経験のない状態から、これまで散々やってきた動作に上手く生かしたり橋渡しするというのが難しかったりします。
ですので感覚や上手くできているときの音色の変化がよく覚えておいて、早いタイミングで呼気での問題解決に移ることをおすすめします。
02月20日分

吸気の裏声がカッスカスでどうにもならなくなる時がたまにあるんですが、そんな時に吸気発声のまま超低音でエッジボイスみたいなものを出して、そのままガリガリバリバリした感覚を保ちながらどんどん音を高くしていって最終的にホイッスルボイス?くらいの高さまで引き上げていくって言う、シュナル?(名前合ってるかわかりませんが…)的なことをすると、吸気の裏声がびっくりするくらい復活して楽に出せるようになるんです。
これってつまり、そのガリバリノイズ声のおかげで吸気が楽に出せるようになるってことは、吸気が出しにくいなと感じている時は開大の力が働きすぎているor閉鎖が弱すぎるのが原因で、ガリバリすることによって閉鎖のバランスが良い感じに整えられるって解釈でいいんでしょうか。

>解釈でいいんでしょうか
声を聞いてないので詳しいことはなんとも言えません。
そもそも閉鎖・開大だけの力で声帯は振動しているわけではないので、それらだけの要素で考えることはできません。
シュナル・ボーカルフライで調子が良くなるのであれば、閉鎖・開大のバランスもそうですし、外甲状披裂筋などの影響も大きいでしょう。声帯が触れ合って上手く鳴る状態を閉鎖・開大のバランスに加えて、外筋で上手く調節しているという可能性もあります。
02月21日分

レッスン料金をお支払いする際にお札を裸で渡してくる人ってどう思いますか?

全く何とも思いません。金額を確認する必要もあるので、なんならそのままの方が面倒なくて助かります笑
お金は価値や感謝を具現化したものでしかないのでね、どんな形であれ頂ければそれでOKです( ◉◞౪◟◉)b
必ず封筒に入れて、なるべく綺麗な紙幣でってのが一般的なマナーみたいになってますけど、個人的にはそういう細かい&面倒くさいのはナシでいいかな~と思ってます。
03月03日分

喉の自在性が高まっても調整は必要ですか? それとも自然に調整されていくのでしょうか?
例えば、高音、低音を片寄って出しすぎた、仮声帯を使いすぎたなどです。

レベルによると思います。めちゃくちゃに自在性が高い状態であれば、あれこれ考えなくても思うままに声は出せると思いますが、私自身そこまでの人は見たことないです。
現実的なことをいえば、高いレベルであっても、軽い調整は必ず必要なんではないかと思います。
03月13日分

こんにちは。
ウィスパーボイスなんて言われることもある、いわゆる囁き声についてなんですが、やろうと思ってもかすれ?てしまいます。
声が音になるまでに若干の空白時間が生まれてしまって、スムーズに息を声に変換出来ません。
「ぁ〜あ〜」
みたいに、極小音から優しく息を声にして話したいのですが、最初の「ぁ〜」の部分が息にしかならず、息が声になるときにはすでに「あ〜」の部分が出ちゃう状態です。
文章なのでかなりわかりづらいとは思いますが、どのような症状が喉に起こっていると考えられますか…?
調べると、「オンセットディレイ」なるワードを使用している人も見かけましたが、この言葉について調べようと思っても詳しい情報はありませんでした。
他の症状として、か行などはその症状が見られやすいです。
「か〜」
と、息まじりに、優しく、囁くように声を出したいのに、
「k(無声音、息の音のみ)あ(ここでやっと音になる)〜」
みたいな感じで、子音の部分が声になりません。
しっかりと声帯を閉鎖して、それなりの声量で言葉を発するのであれば特に困ることはないし、普段会話している時も問題はないのですが、囁き声が自由に操れないということは、小さな力で声帯をコントロールすることに慣れていないのでは、治さなければいけないのではと思い、質問させていただきました。
特に女性の声優さんなんかだと、囁き声で息を多く漏らさせつつ、小さめの音量で、かつしっかりと声をだして演技していらっしゃるところをよく目にします。自分も同じように出来ないかと試したところ上のような症状が見られたので、改善したいです。
自分は男です。
対処法などご存知であれば教えていただきたいです。

声を聞いてみないことには、具体的なことは何一つ言えないですが、内筋(声帯筋)を動きが弱い可能性があります。
声帯の閉じを強めて出す練習ではなく、厚くすることを重点的に練習すると改善するかもしれません。
こういった方法↓でも上記のような動作ができますので、試してみてください。

03月14日分

お昼や夕方になると吸気裏声である程度低い音も出せるんですが、朝起きてから数時間の間だけは吸気裏声が吸気地声になっちゃいます。
c4くらいの低い音を吸気裏声で出そうとすると、汚い地声がゔって鳴っちゃうんです。
何が原因なんでしょうか…寝起きでも綺麗に吸気発声できるようにならないといけないんでしょうか。

単純に声帯が浮腫んでいたり、乾燥して鳴りづらいからじゃないでしょうか?
身体に水分が十分に行き渡って、脳も起きている状態で鳴らせるのであれば、それで良いと思います。
03月17日分

19歳男です。
裏声がよく掠れます。
木田さんのブログやフースラーメソッドなどで純粋な裏声やピュアファルセットの情報を目にしますが、なかなかうまくいかなく、自然と息が漏れるのが正しい状態であって意図的に息を漏れさせるのは良くないということは重々承知していながら、思いっきり息を吐きながらそこに声を乗せるという形を取ると裏声が出やすいことに最近気付いたので練習に取り入れようかなとおもっています。やめたほうがいいでしょうか。
例えるなら、すごく驚いた時、口に手を当てたりなんかしながらハッ!?と吸気発声で裏声が出る時があるじゃないですか。それの呼気バージョンみたいな感じでだと声が出やすいんです。
裏声の情報について、息漏れの多い裏声は裏声を育てるのにいいとよく目にしますが、反対に息漏れの多い声は声帯が乾燥してカサカサになるのでしっかりと閉鎖させて声を出そう!という情報も良く見ます。
この練習方法を続けたら声帯がカサカサになってますます裏声が出にくくなるのか…それとも裏声が強化されてどんどん出しやすくなるのか…謎です。
症状によって両方のパターンがあり得るってことなのでしょうか?
仮に、閉鎖の力が強すぎて裏声が出ないよ〜と悩んでいる人がいた場合、思いっきり息漏れさせて声を出させるというトレーニングをレッスンで取り入れたりしますか?

>思いっきり息を吐きながらそこに声を乗せる
>すごく驚いた時、口に手を当てたりなんかしながらハッ!?と吸気発声で裏声が出る時
いまいちどういう状態なのか、上の引用文と下の引用文で状態がかなり違うのでわからないのですね・・・ただ上の状態だと息を吐く方に意識が行き過ぎて声帯を過剰に開閉する方向に力が入りすぎる可能性があるし、下の状態だとそもそも本当に声帯が薄くなっているかどうかが怪しいしので、どちらにしても望む方向に転ぶ可能性は低いように思います。
>息漏れの多い声は声帯が乾燥してカサカサになる
音の出だしの部分で、声帯が必要最低限でも触れ合ってない状態で息漏れさせようとすると、乾燥するばっかりになるのでよろしくないです。
ただある程度、ひっついている状態なのであれば、息が多かろうが少なかろうがそこまでダメージや乾燥に差はありません。
>閉鎖の力が強すぎて裏声が出ないよ〜と悩んでいる人がいた場合
原因と狙っている声以外の状態によりますね。
純粋な裏声が出ない場合も、閉鎖が強すぎるから息が漏れないケースもあるし、息が多すぎるからそれを全部受け止めようとして閉鎖が強くなっているようなケースもあります。
前者であれば息を漏れさせるような練習をすることもありますが、後者の方がそれをやるとめちゃくちゃになるので、本当に状態によります。
03月19日分

「息漏れのある地声は真声帯の働きが薄い分仮声帯が補おうとするので仮声帯が混合しやすい」という情報と、「息漏れのある声は仮声帯と真声帯の分離を促進する」という情報を目にするのですが、どちらが正しいのでしょうか。

声の状態によります。
息漏れのある地声であっても、内筋が十分に働いているという状態であれば特に仮声帯が補おうとはしません。
反対にいくら息が漏れていたとしても、声道全体の狭窄が起こっているような声であれば、仮声帯も絡んでいる可能性があります。