3年ほどSkypeレッスンを定期的に受講してくださっているクライアントのMさんが、ダイエットを始めて1年半で20kg減量したという話をレッスン終わりに聞いていた時、行動の継続に関して興味深いことを仰っていたのでシェアしておこうと思いこの記事を書いています。
その雑談の中でMさんは「ダイエットもボイストレーニングと同じような感覚でやってたら継続できた。重要なのは続けることで、続けられることだけをやる」と言っていました。
この続けられることだけをやるというのは、このブログでも何回も書いていますがやっぱり重要なんだな~と思ったので、Mさんから聞いた話を織り交ぜながら、また少し掘り下げて見ようと思います。
ボイストレーニングもダイエットも方法は山のようにある
重要なのは「効果的な方法」よりも「継続できるかどうか」
Mさんは80kgあった体重を60kgまで落としたのですが、ダイエットを開始したときから現在まで続けられているのはレコーディングだったということです。
開始当時から糖質制限やジムでの運動など、あれこれとやっていたものの半年以上継続することはできなかったらしいです。
半年経過した時点でMさんは「とりあえず確実にできることだけやっておこう」ということだったとのことです。
当たり前に糖質制限や運動なども併用すれば効果は上がるでしょう、しかし長い目で見て続けられそうにないものを無理にやろうとせず、簡単に続けられそうなことから継続していったのが成功した重要なポイントでしょう。
「続ける」ことを目標にする
成果・効果は二の次三の次
ダイエットであれボイストレーニングであれ、はじめからあれこれと詰め込んで実践しようとしたところで、効果が出るまで継続できるかどうか保証はありません。
なので長期的にみて確実に続けられることから始めるというのは非常に重要です。
ダイエットであれば1番確実な効果が得られるのはやはり運動でしょう、そしてボイストレーニングでは確実な効果というのは個人差がめちゃくちゃあるので一概には言えませんが、おしなべて効果を上げるために必要なのは練習時間でしょう。
効果だけをみればそれらを長期的に継続することができれば最高です。ただ毎日ダイエットのために運動したり、ボイストレーニングとして一定時間しっかり練習するというのを長期間確実に続けられるか?ということです。
例えその状況を半年続けられたとしても、声も身体もその程度の期間では大きな変化は起きないでしょう。
ボイストレーニングとして応用できそうなマインド
30秒だけでも毎日意識的に声を出す
そりゃ毎日練習メニューを決めて、あーでもないこーでもないと試行錯誤して練習するのを1時間でも2時間でもやれれば最高です。
ただそれが次第に「なんか変化しないな・・・」とか「時間取れなくなってきた・・・」となってくる人も多くいるでしょう。
そしてある日ぱったり、または徐々にフェードアウトして練習時間0・・・これが最悪のパターンです、なのでとりあえずこれだけを避ければいいわけです。
- 毎日確実に確保できる時間内で終わるメニューを作り練習する
- 練習できる時間が不規則ならば、メニューに優先度を設け高いものだけ練習する
- 隙間時間に思いついたメニューを適当に練習する
上から効果が高いであろう練習の組み立て方の例です、これら以外にも段階は山程あるでしょう。それらを上手く組み合わせて、自分の生活・性格に合った継続できる練習の仕方を見つけてみてください。
まとめ:まずは続ける、話はそれから
効果が出る前にあれこれと方法を変えてしまう、所謂ノウハウコレクターというような方もいれば、単純に効果が出る前に行動を止めてしまう方も多くいます。
重要なのはどちらにしても、方法の効果や効率化云々を考える土俵にも立っていないということです。
まずは実践することを続ける、より効果的/効率的な練習方法を探したり考えるのはそれからです。
このブログを読んでくださっている中には「すでに毎日○時間以上練習してるわ!」というガチな方々も多いと思うので、ちょっと甘すぎじゃないか?と思うかもしれませんが、まずはこれくらいのレベルから開始でいいと私は考えています。
最後に記事にすることを快諾してくれたMさんありがとうございました!