何度もこのブログで書いているように、ボイストレーニングを習慣化していくということは非常に重要です。どうしても多くの場合時間がかかってしまうものなので、効果が出るまでしっかり続けられるかどうかが成長出来るかのポイントになってきます。
しかし習慣化するということは、悪く言えばマンネリ化するということで、徐々に刺激がなくなり練習がつまらなくなってきます笑
ただそうなってつまらないながらも練習を続けられるのが習慣化ということなんですが、出来れば少しでも楽しく刺激的に練習を続けていきたいものです。
ということで今回はいつもとちょっと違う環境で練習してみると色々発見があるかもよ~というお話です。
いつもと違う環境で練習してみる
感覚の違いを楽しむ
いつも部屋で抑えめでボイストレーニングをしている方もたくさんいるでしょう、防音室を購入してその中で声を出している方もいるだろうし、毎回カラオケに行くという方もたくさんいるでしょう。
時々でいいからそんないつもの環境から抜け出して、少し違う場所で声を出してみると色々面白いです。
習慣化がしっかり出来ている人ほどつまりはその環境にも慣れているはずです。その環境での声の反響具合や聞こえ方、そしてそれを考慮した上での発声する強さや大きさ等など。
それを時々でいいからバーンと取っ払って練習すると、普段刺激されない部分が刺激されると思います。
『当たり前』の意識を変える
普段の状態から過不足を感じられる
普段狭い防音室やスタジオで練習している場合、広く音の響きやすい環境で練習してみると思いの外発声する時に頑張らなくてもしっかり声が鳴るかもしれません。
逆に普段広くてガンガン声が反響するような環境で練習している場合、あまり反響がなく声を響かしにくい場所で練習すると、思いの外頑張らないと普段のような声の鳴りにならないかもしれません。
そうなると普段の練習内容やその強度に関して色々と考えられますよね。
最終的には環境に縛られない声
ただやっぱり人というのは『慣れ』るもので
そりゃどんな環境でも、例えば
- クソみたいな音響のカラオケでも
- しっかり調整されたスタジオでも
- ヘッドホンで自分の声をモニター出来るレコーディングスタジオでも
- フロアモニターから声が返ってくるライブハウスでも
- イヤモニを使うような会場でも
強固な発声能力とその感覚バランスがあれば問題ないんじゃい!だからもっとしっかり鍛えんかい!ということに最終的には帰結していくのですが、それはまぁ最終目標はそうなんです。
ただ日々の練習として、歩みとして出来ることはなにか?ということを考えると、出来る範囲で環境を変えるというぐらいしかないんじゃないかと思うわけです。
そうしたちょっとした違いすらも楽しんで「結構良いじゃん」とニヤニヤするのも、「まだまだ弱いんだなぁ」とちょっぴり凹むのも、楽しんでやっていけたら最高ですね。