仕事でもなんでもそうだと思うんですが、始めたときに沢山失敗して躓いておくのが、その先に繋がっていく秘訣なのかな~と思うわけです。
みんなみんなスタートの段階で順風満帆なのを望んでいるのですが、先のこと、それも長く続けるということを考えると始めは上手くいかないな~失敗続きだな~というくらいが丁度いいはずです。
ビギナーズラックは怖い
ボイストレーニングは大変です
ボイストレーニングは簡単です!楽しいです!っていって集客するのは簡単ですが、お金を払っていただくクライアントさんに嘘はつけないので、このサイト・ブログには何度も書いていますように、ボイストレーニングは難しいです。
喉に必要な栄養を与えられる練習をしっかり続けられれば、確実に効果は出ます。『栄養を与え続けられれば』ですが・・・
種を植えて~水を上げて~芽が出て~という本当に植物を育てるみたいなものです。種植えて明日明後日すぐに大樹になるわけないので、気の長さも必要になるわけです。
なので全然簡単ではないです、それは続けていけばいくほど身にしみて分かってきます。
なのでトレーニングを始めた頃に「こんなにすぐに効果が出るんだ!」とか「こんなに簡単に上手くなれるんだ!」と思っちゃうとその後が心配です・・・
こんなもんなのかなぁ・・・ぐらいで丁度いい
ある種のドーピングには注意
極端にバランスを変えたり、インスタント的なミックスボイスを作るの出ればそんなに時間はかからなかったりしますが、それはある種のドーピングです。
一時的には「こんなすぐに変化が出た!」とか「今までに出なかった声が出た!」みたいに感動するかもしれませんが、その効果は一時的もしくは超限定的なものです。
声の自在性を上げて、出せる音色の幅を広げていくという、真っ当なボイストレーニングをしていかないと、インスタントミックスや極端なバランス変更だけだと近い内必ず「あれ?」って思うことが山のように出てきます。
それがドーピングの弊害です。
毎日少しずつでも変化があれば十二分にOK
「あれ昨日とはなんか違うかも?良い感じかも~」というのがある程度持続できていれば、トレーニングとしてはもう万々歳です、それが最高といっても過言じゃないでしょう。
それを数週間や数ヶ月ではなく、年単位で続けていくのがボイストレーニングなんだと頭に入れておいた方が良いでしょう。その方が精神衛生的にも楽です。
なんだか地味だな~楽しくなさそうだな~と思った人もいると思いますが、これが中々に面白く、私は十年以上継続してます( ◉◞౪◟◉)>エヘ