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真剣にボイストレーニングしている人ほど陥りがちな効果が出ない練習時間について

ボイストレーニングTips

みなさんボイトレしてますかーーー!!!!

私も毎日しっかり2時間程度やっております!

しかし!なんだかボイトレしてるのに「あんまり変化ないなぁ・・・・」とか「なんだか最近調子悪いなぁ・・・・」ってなっている方いませんか?

今回はそうなっているかもしれない原因の一つを解説していきます。真剣にボイトレしている方は是非確認してみては?

photo credit: kevin dooley via photopin cc

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その不調、案外『練習のしすぎ』では?

極端な不調や痛みがなければ可能性大!

しっかりトレーナーとレッスンしている方や、ある程度効果的な練習メニューを組み立てられているにも関わらず、

不調のパターン1

  • なんだか調子がよくない
  • 少し声がかすれる(あくまでかすれる)
  • 自分が心地良い所で発声出来ない

などの症状があるのであれば、練習のしすぎである可能性が高いです。

しかし次のような症状の場合、練習・レッスンの内容に問題があります。

不調のパターン2

  • 明らかに声が出しにくい
  • 声が枯れる
  • 喉が痛い
  • 極端に発声時負担を感じる

などは練習やレッスン内容に問題があるのでトレーナーとしっかり話し合うか、メニューを再考してください。

今回の記事のターゲットは不調のパターン1の方です。

実際私自身も何度も経験しました・・・・

効果を早く上げようと焦ってしまいました

私も過去に毎日3時間4時間きっちり練習をしていましたが、思ったほど成長を感じられないと言うか、下手すると停滞しているような気さえする時期がありました。

今考えるとはっきりわかります。

練習しすぎ、質より量という考えがよくなかった

ということです、やればやるだけ成長出来るとか甘っちょろい考えをしておりました。

参考記事 ボイトレする上で効果的な練習と効果が薄い練習

↑の記事でも書きましたが、効果的な練習と練習時間が必要です。どちらかが足りなくても、又は多すぎても理想的な成長をしていく事が出来ません。

今回の記事の場合、メニューは最適かもしれないが練習時間が長すぎるというパターンです。

『過ぎたるは猶及ばざるが如し』全くその通りです

声はそんなに単純なものではなく、やればやるだけ変化が表れて成長出来るようなものではありません。

『歌』という形だけではなく『話し声』としてもガンガン使っているわけです、しかも『歌』の練習になると『話し声』に比べて負担も大きいです。

なので単純に練習量を増やせば、練習時間を増やせばいいのかというとそうではないわけです。

声がしっかりバランスの取れた発声を覚えていられる時間は思っているより短いです、それだけ

発声のバランス(体感や筋肉の使い方)+脳の集中度合い

は密接な関係があり、長くは持続させられないのです。

どんなに正しい練習を繰り返しても喉は疲弊します

これは声を出す以上避けられません

これは何度かブログでも書いていますが、声を出す以上声帯を痛めつけていることに変わりはありません。

その痛めつけ具合が大きいか小さいかという違いだけです。

なので物凄く安全に配慮したボイストレーニングでも、長時間練習していると声に疲労は溜まっていきます。

つまりその疲労が出ない範囲で効果的な練習を詰め込むことが一番の成長への近道という事です。

量より質なわけです。正しい事であれば長くやればいいと思っていませんでしたか?

単純に練習時間を減らす

集中して自分的に心地良い所で発声出来ている範囲で終わらせる

毎日毎日長時間練習していた方はこうしてみると良いと思います。

レッスンを受けている方であればレッスンの時と同じように発声出来ている時間中で練習を終わらせるという事です。

より良い感覚を体感しそれが持続するのであれば続けて練習すればいいのですが、多くの場合そうなれる事はありません。

というかこの感覚を感じられない練習はあまり意味がないと言ってしまってもいいかもしれません。

それでも毎日声出したい!という方は・・・・

週に一日はがっつり休みましょう

どうしても毎日ある程度声を出さなきゃ気がすまない!という方は週に一日は練習しない日を設けましょう。

年がら年中練習しっぱなしは流石に声を酷使しすぎです。

その状態だと効果的な練習をしていたとしても疲労の方が上回ってしまい全く変化・成長しない可能性すらあります。

まとめ

今回のテーマに関しては個人差が大きいのでしっかり診断したい方は習っているトレーナーに相談しましょう。

何時間練習しても全く変化がない方もいれば、すぐに声に疲労が出てしまう方もいらっしゃいます。

自分の喉としっかり相談しながら練習を続けていきましょう!