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根本的に喉を鍛えられるボイストレーニングなのか否か

ボイストレーニングTips

私は本当に声が全く出せない状態からボイストレーニングを始めました。プロフィールにも書いていますが、元々は1オクターブもないような音域しか出せなかったし、気合とか根性とかそういうものではどうしもようもないくらい、高い声も大きい声も出ませんでした。

例えるならめちゃくちゃヒョロヒョロガリガリの人が、ベンチプレス100kg持ち上げようとしても無理でしょう?そんなの火を見るより明らかです。私の喉もそういう感じでした笑

ヒョロヒョロガリガリの私の喉も紆余曲折はありましたが、10年以上トレーニングを続けることでやっと人並みには歌を歌えるようになってきました。

長年自分自身がボイストレーニングを研究・実践し続けて時々物凄い遠回りをした経験からよく思うのは、ボイストレーニングは元々のレベルとトレーニングのタイプがマッチするかどうかが重要だったな~ということです。

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0を1にするのか?1から3や4にするのか?

ここを見極められないと遠回りになる可能性が高い

私の場合、そもそも喉の能力として0の状態だったのにトレーニングとして『1を3や4』にするものを選択してしまったため、遠回りすることになってしまいました。

前回の記事でも少し書きましたが、ミックスボイスの状態を正解としてそこを最短距離で目指すようなトレーニングですね、これって完全に『1を3や4する』であって、決して『0を1にする』トレーニングではありません、身をもって体験してます。

この順番を間違ったために、中々に遠回りをしてしまいました。ここから下の内容は

タイプ1 ⇒ 0から1にするトレーニング
タイプ2 ⇒ 1から3や4にするトレーニング

として記事を書いていきます。

元々の状態でバイアスがかかる

トレーニングメソッドが乱雑になっている原因

声の場合、何かしらの音楽活動をして歌う機会や声を出す機会が多くなれば、少しずつではありますが能力的には0から1くらいにはなることはあります。ただ全く逆に0が-1になってしまう方も多くいます、この辺りは半々くらいの割合だと思います。

なので元々音楽活動などをしていて喉が1の状態の人はいきなりタイプ2のトレーニングをやっても全く問題ないどころか、めちゃくちゃ効果を感じると思います。短い期間や数回のレッスンで劇的に変化した!ということを言ってる人はこのタイプでしょう。

そういったタイプの人がボイストレーナーになったり、声に関して情報を発信する立場になれば、多くの場合経験に基づいたバイアスがかかります。その人達はタイプ1のトレーニングの重要性も効果も感じられないし信じられないでしょうから。

これがボイストレーニングのメソッドが乱雑になっている原因です。ただ金儲けの為に資格にしたりメソッドをブランド化しようとしている所は論外ですが、それ以外ではどのメソッドも創始者や支持者には確実に効果のあったものであるということです。その裏でどれだけ続けても成長しなかったという人も多くいるでしょう、それはめちゃくちゃ端的に言えば元々の状態が違ったからということだけです。

このブログもバイアスかかりまくってます( ;◉◞౪◟◉)

ここまで読んでいただいた方にはもうおわかりだと思いますが、このブログはタイプ1のトレーニング方法を紹介しています。これは私自身の経験、そして数多くのクライアントと仕事をした上でこっちのタイプのトレーニングの方が重要で必要な人が多いであろうという経験からです。

なのでこのブログではタイプ2のトレーニングをやや蔑ろにしていたり、あまり良い意見が書いてなかったりします。これは完全に私の過去の経験からバイアスかかってしまっているということです。

まとめ:「この方法で上手くなりました」には「本当に~?」という目が必要

どのレベルの人でも実践した人の喉の能力が上がるものを本来のボイストレーニングとするのであれば、タイプ2のトレーニングはボイストレーニングではなく、ボーカルトレーニング的ではあると思います。ただこの意見すらもタイプ1のトレーニングに救われた人間のバイアスがかかっています笑

世の中には山のようにボイストレーニングとされているメソッドや考え方があります。

「喉を開け!」「頭のてっぺんから声を出せ!」「脱力だ!」「呼吸だ!」「ミックスボイスだ!」「ミドルボイスだ!」「スーパーゴールデンハイパーボイスだ!」

等など色々とありますが、これらの殆どがタイプ2のトレーニングですが、それを批判するつもりは全くありません。世の中の99%の人が効果がなくても、それを提唱していたり教えている本人には確実に効果があったんでしょう。

ただ私自身これらの殆どを研究し実践しましたが、効果がなかったというだけです。このブログもそういうスタンスで書いています。

もしかしたらこれを読んでくれている貴方に必要なのはタイプ2のトレーニングかもしれません、そうなるとこのブログの記事は退屈な練習方法ばかりだと感じるでしょう。

ただそれ以外の貴方

  • 今まで色んなボイストレーニングをやってきたけど全然上手くなれなかった
  • 同じように練習してる友人知人は上手くなってるのに自分だけ変わらない
  • ちゃんとしたメソッドを習っているのに思うように上手くならない

そんな悩みをお持ちであれば、このブログにある記事や私のレッスンはお役に立てるはずです。ぜひお気軽にお問い合わせください m(_ _)m