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【つぶやき】有名なアーティストを指導している事とボイストレーナーとしての実力は全く関係ない

ボイストレーニングTips

未だに「○○(アーティスト名)のボイストレーニングも担当した経験がある」という文言に惑わされてしまう人がたくさんいるようで・・・

はっきり言っておきましょう。

決してプロを教えた経験がある=優れたボイストレーナーではないということです。

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プロが行っているボイストレーニングは往々にして・・・

ボイストレーニングもどきだったりします

このブログで言ってるような、声を徐々に育てていくようなボイストレーニングはほぼ100%やっていないでしょう。

なぜなら本来のボイストレーニングは時間がかかるから。

いつ花開くかわからないような声の訓練に、時間とお金をかけられないわけです、商業的な世界であればなおさらスピードが要求されます。

手っ取り早く上手くなり、ライブで歌えるように、またはレコーディングで歌えるようにしたいわけです。

そんなときに行われるのがボイストレーニングもどきです。

とりあえず新曲の最高音の音を出せるように、腹式呼吸で歌う練習をしてみたり、なんとかミックスボイスっぽいものを作ろうと鼻に響かせて?と発声練習してみたり・・・

またはボイストレーニングと称しておきながら、リズムの取り方やフレージングをレッスンで練習してたりします、こうなると前にも記事にしました完全なボーカルトレーニングです。

歌が上手くなりたい!という時に知っておきたい『ボイストレーニング』と『ボーカルトレーニング』
この記事は2014年1月に公開したものを書き直したものです。 結構昔に書いた記事だけど、中々良いこと...

声を育てる術を知っているか

習ってきちんと声が成長するかどうかはここだけが問題

誰に教えたことがあるとか、何人に教えたことがあるとか、そういう部分はボイストレーナーとしての技術や実力は全く関係ないわけです。

というかプロシンガーに教えてる!っていっても、そもそもプロになった時点で喉はある程度のレベルで育っていたはずです笑。

それをボイストレーニングと称してレッスンしたというのは、大抵ボイストレーニングでもなく、ボーカルトレーニングでもなく、ボイスチューニング程度でしょう。

元々育っている声の状態のバランス取りをするというのは、ボイストレーニングではなく、まさにボイスチューニング、声の調整です。

このボイスチューニングには喉を育てるという効果はありません、逆に一部の声を抑制してしまい自在性が著しくなくなることもあります。

おわりに

有名な人に教えてる!ということよりも、例えば「全く裏声が出せなかった人を、色んな音色・音量で裏声を出せるように訓練した」という方が圧倒的に発声訓練的には価値があるわけです。

自分の声をより良くしたい、もっと自由に声を出したいというのであれば、ここに書いたような一見華やかなキャッチーなフレーズに惑わされず、地道だけども確実に上達していけるレッスンが出来るトレーナーを探しましょう。