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声を出さなくても(小声でも)できるボイストレーニング方法

参考音源付き記事
philm1310によるPixabayからの画像

質問箱にきた質問への回答記事です。今回は初回レッスンでもよく聞かれることなのですが、意外とブログでは書いていなかった「声を出さない or 小声でもできるボイストレーニング」という内容です。

日本の多くの住宅事情では大きな声を出してボイストレーニングすることが難しいという方が多いでしょう、というか半分以上の方がそういった環境でしょう。

ただ最初に書いておきますが、効果的なボイストレーニングということに関していえば、やっぱりある程度の声量で練習するのが理想です。

というかそのために簡易防音室を自ら作って記事にしたわけなので笑

ただやはり様々な事情があると思うので、今回はできるだけ声を出さずに、もしくはかなり小さな音量でも練習できる方法をいくつかご紹介しようと思います。

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【音量レベル:0】喉頭位置の操作

喉仏を上げたり下げたり

喉頭(喉仏)を動かす筋肉たちは、声帯が入っているボックスを動かす筋肉ということなので、これらを意識的に動かし訓練できれば、声を操作しやすくするための訓練として非常に効果的です。

ただこれだけできても実際の発声時はスムーズにいかないことが大半なんですが、どこをどう意識すれば喉頭がどう動くのかを知っておくには非常に良い練習になります。

上手く上げ下げできない場合は

  • 下げる場合 → あくびする
  • 上げる場合 → 何かを飲み込む(嚥下)

をしながら、喉仏を軽く触ってみてください、思いっきり上下すると思います。

慣れてきたら上記のアクションに頼らずほんの少しの力みで上げ下げできるように練習してみましょう。

【音量レベル:極小】ハミング

口を閉じた状態で発声

地声でも裏声でも、できるだけ音量を小さくしようと練習すると非常に効果的です。

さらにその状態で長ーく声を持続させることができればよりGoodです( ◉◞౪◟◉)b

またこれに音量0の喉頭位置の操作を組み合わせてもOKです。下げたままで地声裏声を出したり、上げてやってみたり。

そしてさらにさらに地声と裏声をゆっくりスムーズに行き来すれば、声区の連結するのに非常に効果的な訓練になります。その時『喉頭位置を上げて or 下げて or 安静にして』みてどれが『やりやすい or やりにくい』のかなど自分自身の感覚をよく観察してみてください。

やり辛さを感じるものが、今後貴方に必要な方向の練習かもしれません。

【音量レベル:小】唇で音を受け止めて発声

ハミングより声が出てる状態

ほっぺたが軽く膨らんだ状態で、唇を軽くつぐむとこんな感じの声が出ると思います。

↑の状態を作りながら音を出すのが重要なので、必ず出来てるか確認しながらやってみてください。

この練習をすることによって、喉周りの余計な筋肉のテンションを抜いた状態で、非常にリラックスして声帯を使うことができるようになります。

唇をぎゅっと閉じすぎてしまったり、それと同時に息を思いっきり吹き付けてしまったりするのはNGです。できるだけ1つ目の参考音源のような小さくて弱々しい声になるようにチャレンジしてみてください。

まとめ:効果を求めすぎなければ山程やり方はあります

一般的に知られてる練習方法や、当ブログで紹介している練習方法をただただ音量を抑えてやるというのでも十分に訓練にはなります。

ただ注意しなければいけないのは、どうしてもある一定以上の音量を出してする練習と比べると、多くの練習方法の場合は効果が落ちてしまう(小声でやることで効果が発揮される練習以外)ということと、声を抑えることが癖にならないようにするということです。

あえて音量を抑えて練習するのと、その音量でしか出せない、もしくは思ったようなコントロールができないというのは全く違う状態ということです。

なので

  • どんな練習方法でもめちゃくちゃ音量抑えてやってもある程度効果はある
  • それが癖にならないようにだけ気をつけて

ということでございます。

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