フォームから予約・お問合わせして頂いた後の自動返信メールについて

ボイストレーニングに最低限必要な練習時間とおすすめな練習の仕方

ボイストレーニングTips

質問箱の方にこんな↓リクエストを頂きました。そういえば昔にざっくり書いたっきりしっかりと練習時間や練習の仕方について書いてなかったので、今回私の考えるボイトレに最低限必要な練習時間とおすすめの練習の仕方・時間の使い方を解説してみます。

ただ今回の内容はかなり人それぞれというか、その人のボイストレーニング状況によって、時間は結構大きく変わってくるので、自分に当てはまりそうなのから読んでいってください。

スポンサーリンク

まず『声の育てるため』に最低限欲しい毎日の練習時間は?

レッスンを受けている場合は最低でも30分、理想は1時間以上

正しい訓練方法とそれがしっかり実践できているのであれば、時間は長ければ長いほど良いです、というか効果が明確に早く出てきます。

ただ時間に追われる現代人、毎日1時間も取れないという方も多いかもしれません、それでも毎日最低30分は頑張ってください。

30分くらいであれば絶対に時間は作れます、多分ビル・ゲイツとかじゃない限り絶対作れます笑

私自身も会社員時代は毎年2ヶ月ほど夜中の2時3時まで残業が続く期間がありましたが、その期間中でも毎日最低1時間は練習していました、時間は見つけるものじゃなく作るものです。

独学の場合は最低でも1時間以上

ボイストレーニングのレッスンを受講し、今現在自分に必要な・効果的なトレーニングのメニューが分かっている場合のみ、毎日30分程度の練習でも効果は出ます。

独学でやっている場合、恐らく毎日30分程度の練習時間じゃ相当上手くやらないと効果が出ないか、やっているメニューによってはおかしな方向に行ってしまい逆に喉の自在性が狭まってしまうということも十分ありえます。

なので独学の場合、一方向に特化した、つまり現状自分の喉に必要であろうメニューをなんとなく探ってそれを重点的にやるのではなく(それが見当外れだった場合頑固な固着になる可能性が高いため)、練習の強度は抑えめに声をまんべんなく使う方向で練習する方がベターです。

つまり幅広く色んな練習を強すぎる強度で行わないということで、時間多めに必要になります。

とここまで書いておいてなんですが、重要なのは時間ではなく・・・

ぶっちゃけ集中してる度合いです

タイトルにあるようにおすすめの練習の仕方の紹介にも繋がってくるのですが、人間の集中力が持続するのは40分程度といわれているので、いくら長時間練習しようとしても、実際しっかりと身になっているのって割合的には少なかったりします。

独学にしろレッスンを受けて必要な練習が分かっているにしろ、フワ~っとなんとな~く練習してると意味がないってことです、全く無駄というわけではないですが、ほぼ無意味でしょう。

きっちり集中して自分の喉の感覚や体感、そして出音にしっかり耳を傾けその音色を聞き取ろうとしながら練習できているのであれば、レッスンを受けている方の場合、毎日10分~15分程度の練習時間でも効果はしっかり出ます。

独学で練習している方でも毎日20分~30分程度でも、考えられる範囲で喉全体の自在性を高める練習をしてやれば徐々にですが確実に効果を感じられるでしょう。

そういうことなので、ボイストレーニングに限らずなんですが、新たなスキルの習得・向上には如何に練習時間を割くかというより、集中している状態で練習できるか、そしてその状態で時間を割けるかが重要ということですね。

おすすめな毎日の練習の仕方

時間を細かく割いて練習する

よくレッスンで練習時間について聞かれたときにお答えしている方法です、一日の中でちょこちょこ時間を使って練習するということです。

つまり毎日「さあ今から1時間練習するぞ!」で1時間ぶっ続けで練習するのではなく、2~3分練習して止めて別のことして、それが終わったらまた2~3分練習してというのを一日の中で何回もやるという練習の仕方です。

短い時間だからある程度集中できる

流石に1時間ぶっ続けで練習すると、後半の20分~30分はもう脳みそはオーバーヒート気味で、ほとんどやったことを新たに覚えようとするモードになってません。

それが超短時間の練習であれば、流石に集中力を切らさずにやれます。やれますよね?( ;◉◞౪◟◉)

脳が覚えるモードになりやすい

30分や1時間練習したとしても、脳は何を優先して覚えればいいのか分かりません、そうなると恐らく集中できていた間にやった練習しか定着せず、後の時間の練習は覚えてないという状態になるでしょう。

人間の脳というのは頻繁に繰り返されることは定着しやすいという性質があります。つまりこの性質を上手く活用しやすいのが短くちょこちょこ練習するという方法なわけです。

時間を作りやすい

まとめて30分や1時間は時間が作れないという方でも、隙間時間を活用すれば暮らしの中でもたくさん練習出来るでしょう。

一回一回の時間は短くても、それを頻繁にたくさんやれば、合計すると結構時間を使えてるという状態が理想ですね。

『練習する』ということを習慣化しやすい

これが一番重要なことだったりしますが、隙間の時間を使うということは、練習と練習の間に何か別の行動があるということです。

ご飯を食べた後練習するとか、お風呂の後練習するとか、トイレに行った後練習するとか、色々やり方はありますが、習慣化させるのに重要な要素として、すでにある習慣との紐づけというのがあります。

つまりすでに習慣化している行動の後に習慣化させたい行動をすると定着しやすいとされています。

なのでこのちょくちょく練習を頻繁にするというのはボイストレーニングを習慣化させやすい練習方法でもあるんです。

まとめ:まずは必要な練習内容を明確にするのが重要

ということで色々と書いてきましたが、そもそも今の自分に必要な練習内容が分かってないと、どんなに練習時間を工夫してもあまり効果ないので、独学で頑張る!という方も一度レッスンを受けある程度の方向性を提示してもらうのをおすすめします。

そうしてある程度自分の喉の状態、得意不得意、直近でやっておくべき練習などが分かった上で、今回の記事の内容を参考に練習してみてください。

私のクライアントさんには恐らく漏れなくこの記事の内容はお話してると思うので、しっかり実践出来ていますよね?( ◉◞౪◟◉)

ボイストレーナーのレッスンを受けているけど、練習時間や練習の仕方にお悩みという方はぜひ少しの間でもいいのでこの記事に書いてある方法を試してみてください~♪