質問箱に来た質問への回答記事です、質問内容はこんな↓感じ。
確かにしっかりと説明されてなかったりするので、今回はこちらの質問に、私なりの考えのもと回答してみようと思います。
当研究所のレッスン受講者の男女比
男性7:女性3
という感じなので、いただいた質問のとおり、私個人の感覚としても女性よりも圧倒的に多く男性の方がなんかしら声や発声に悩みを抱えていると思います。
この男女比は各トレーナーやスクールがメインで教えているジャンルや、営業・宣伝方法(女性限定とか)によって大きく変動するとは思いますが、やはり全体的な数としては男性の方が圧倒的に多いんじゃないかと思います。
ということで、じゃあそもそもなんで男性の方が多いの?という部分を考えていきましょう。
男性が『高い声』を求められる機会が増えた
ポップス曲のキーも年々上がってるし・・・
ボイストレーニングを歌のための発声訓練としてだけ捉えるのであれば、恐らくこれが要因として大きいと思います。
カラオケがここ数十年で一気に普及したというのも相まって、一般人でも高い音域を出すことを求められる世の中になってきたという事でしょうかね~
女性の曲に関しても、恐らく音域自体は上がっていると思いますが、その率が男性の曲よりも緩やかなのと、そもそも女性は喋り声の段階で高い声を出すことになれているという人が多いので、曲が高くて全く歌えない (´-﹏-`;) という状態にはなりにくいんでしょう。
喋り声の影響もありそもそも高い声が出しにくい状態
楽器としての大きさは女性よりも大きく、低い音域が出しやすい楽器なのに、歌う際に求められるのは高い音域になっている。
加えて、喋り声として社会的・モラル的に求められている、つまり『ええ声』のイメージというのは低くて太くてダンディな声でしょう、そんな中で生活していると全く高い声を出す機会がない、そして今まで高い声を出すために裏声の機能を全く動かしてなかったから中々動いてくれないという、よくこのブログでも書いている、地声の固着状態になってしまっているという男性も非常に多いです。
あまり声を出さないという人の割合
これも男性の方が圧倒的に多い
ここまで書いてきたのは主に高い声というのがポイントですが、そもそもそんな所を抜きにしても、声自体が出しづらいからボイストレーニングをするという方も多くいらっしゃいます。
そういった声をあまり使わない、つまり声を多く発しない人の割合というのも男性の方が多いです。
これは男女の性質の違いでもあるだろうし、社会的にも女性の方が喋る機会が多いこともあるでしょう、会社などの受付や電話対応など多くが女性だったりしますから。
なので学校・仕事に行ってても、あまり声を出さずに過ごしている、すると徐々に声そのものが出しにくくなってくるので、その改善のためボイストレーニングを始めるという男性が多くいらっしゃいます。
当研究所の喋り声改善のためのトレーニングを希望される受講者も男性8:女性2くらいの割合です。
まとめ:例外も多数ありますのでご安心ください
ここまで色々と書いてきましたが、あくまで私の知ってる範囲且つめちゃくちゃ大雑把にまとめるとということです。
男性でも低音域が出ないとお悩みでレッスンを受講される方もいらっしゃいますし、女性でも多くの男性と同じように高い声が出ない・換声点付近が不安定にあるとお悩みでレッスンに来られる方もいらっしゃいます。
ただ大別すると頂いた質問の通り、割合は男性の方が声で悩み確率が高いんじゃなかろうかというお話です。
ということで、声の悩みは人それぞれ、ここに書いてあることに該当してなくても、喉を育てるお手伝いさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください~( ◉◞౪◟◉)ノ