声が枯れないお酒と歌の上手な付き合い方と喉を労わる方法

レッスンを受けて頂いている生徒さんが「昨日飲み会終わりでカラオケ行ったら声枯れちゃいました・・・」と言っているのを見て、

酒と歌との付き合い方がわかってない!今度記事書くから見てね!

と言ってやりましたので、書いてみます。

歌が好きで歌を歌う人ならば、いついかなるどんな時や場所でも歌えるようにしておきたいですよね。

ということで簡単にまとめておくので参考にしてみてください!

photo credit: Cayusa via photopin cc

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まずあなたはお酒飲んで歌うとどうなりますか?

歌いやすくなる方と歌いにくくなる方がいます

歌いやすい場合声帯が充血するから!

お酒を飲んで歌いやすい!と感じる場合はアルコールによって声帯が充血して動きが少しよくなっている状態なんです。

なのでコントロールしやすくなり、歌いやすいと感じるんですね~。

しかしこのように感じる方もお酒をたらふく飲んだ後はこの効能を感じなくなるのではないでしょうか?

まぁその場合酔うからという事もあるのですが笑、これは次のような事が起こってくるからです。

歌いにくい場合薬も過ぎれば毒になる!

お酒を多く飲んだ場合元来お酒に弱い方は上で書いたアルコールが悪さをして歌いにくく感じます。

これは少量であればいいのですが、アルコールには乾きを生じさせる成分が多く入っています。

お酒を飲んだ後とかに物凄く喉が渇く事ってないですか?これは体内のアルコールを分解するために体の水分を多く使うからなのです。

そしてお酒を飲んだあとって息が酒臭いですよね?つまり呼気にもアルコールの成分が多く含まれています。

つまりダブルパンチなわけです。

体の渇きはまず一番初めに体内の粘膜部分に影響を及ぼします、そうです声帯もその中の一つです。

そして呼気、つまり呼吸をする度に肺から送られてきたアルコールをたっぷり含んだ息が声帯に当たり続けます。

もう声帯はカッピカピなわけです、お仕事なんて出来ません。

お酒を飲むとこういう事が喉や体の中で起きているわけです。

酒を飲むと声が出やすい!は最初だけです

少量でやめるのであればその状態が続く可能性がありますが、多くの場合そんな少しで飲むのやめませんよね?

なので最終的にはメリットを大きく上回る形でデメリットだけが残ります。

しかし飲み会でちょっと飲んだだけで終われない!飲むのもマナーだろ!

なーんて声も頂きそうなので、ここでお酒の被害を最小限にする方法をご紹介します。

どんなお酒でもチェイサー(水)を用意しましょう!

チェイサーって何?と言う方に

度数が高いお酒をストレートで飲むときに口直しに飲む用の炭酸水や度数の低いお酒です。

なので厳密にはビールやカクテル程度でチェイサーというのはちょっとおかしいのですが、簡単に言えば

お酒を飲むときはお酒と同じ量くらいの水を飲もうね!

という事です。

渇きを軽減させるために

上でも書きましたがアルコールは体を乾かします。喉も渇きます。なのでもっとお酒を飲んでしまうんです。

これでは悪循環なんです。

酒を飲む⇒体がアルコール分解のために尿を出させる⇒体が乾く⇒酒を飲む⇒以降繰り返し・・・・

この悪循環から抜け出すために、酒以外の水分をめっちゃ取りましょう!

出来る限り水がいいです、他の飲み物だと予期しない体の反応が出る可能性があります笑

以上を考慮した上で!歌うときの注意!

出来れば飲んだら歌うな!といいたいですが・・・・

以上の事をやったうえでも私個人の意見としては歌わないほうがいいよ・・・・と言いたいのですが、それじゃあまりにもなのでまたちょっとポイントを書いておきます。

歌いやすい場合調子乗って声大きくしたりしないでね!

「俺めっちゃ声出るやーん!気持ち良いー!」とかなって普段より声大きくしたりしちゃ絶対だめです。

声が大きいという事はそれだけ多い息を声帯が受け止めています、そう乾ききった声帯が・・・・

なので普段より声は抑えるような感覚で歌いましょう、まぁカラオケなんかだといろんな環境があるので声張り上げないと歌えないような場合もあるでしょうが、それでも声は小さめで!

歌いにくい場合いっぱい水飲んでいっぱいトイレ行ってね!

この場合はもうすでにアルコールがデメリットでしかなくなっているので、出来るだけその被害を減らすために体内から追い出しましょう。

アルコールを分解するときに利尿作用が働きます、つまり多く水分(アルコール以外)を取り入れて、いっぱい尿として体から出しましょう!

そうすれば酔いも醒めるし、体も潤うし一石二鳥なわけです!

基本的にお酒は歌の敵です!

少量であればドーピングでしょうか

酔っ払うし、歌いやすくなるので「お酒飲んで歌うと気持ち良い!」という方もいらっしゃると思いますが、上で書いたように基本的にはデメリットしかありません。

お酒の力を借りて出た声は本来のあなたの声ではありません。

そして今回書いたいろんなデメリットが

お酒が抜ければ一緒になくなるものではない

というのが一番の問題です、この問題がなければ私は別に良いと思いますがそうではないんですね。

取り返しがつかなくなる事も十分にありえます

何度も書いているようにお酒、つまりアルコールと言うのは声帯に対してかなり過酷な状況を作ってしまいます。

カラカラの状態の声帯にいつも以上の息をぶつけ続けるとどうなるでしょう?

結構簡単に壊れます。

翌朝喉枯れくらいですんでいるならばラッキーだと考えましょう、下手すれば一回でもそんなことすればポリープなんかが出来ても不思議ではありません。

人間の体は結構丈夫に出来ていますが、壊れるときは一瞬です。

あなたが声と近い関係ならばなおさらです

あなたが声のプロなのであればお酒を飲んでカラオケなんて行くべきではありません。

「昨日飲み会で酒飲んで歌ったら声が出ない」

なんてプロであればスクランブル交差点でうんこ漏らした」と同じくらい恥ずかしい事だと自覚しましょう。

こういう事を平気で言っちゃうシンガーやボイストレーナーが結構います、信じられませんが。

ギタリストが飲み屋に行って自分のギターにお酒ぶっかけて弾き鳴らしますか?歌い手のお酒はこういう事です。

まとめ!!

せっかく楽しいお酒の席、しかしどういう事が体で起こっているかわかっていないのはとても危険です。

お酒とも歌とも安全で楽しい付き合い方をしましょう。