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特定の方法でしかボイトレは効果が出ないのか?間違ったボイトレってあるのか?というお話

ボイストレーニングTips

最近私以外の講師や違うメソッドを元々学んでいた方がレッスンに来てくれる事が多くなりました。

みなさん真剣にいろんな理論だったりを学んでいるのですが、初級者から中級者の方に多いのですが

特定のメソッドや練習方法しか効果がない

と考えている方が非常に多いように感じます。

なので今回はそういったことにフォーカスしてお話してみたいと思います。

果たしてその考え方はあなたの成長の糧になるでしょうか?考えてみましょう。

photo credit: Khem ? via photopin cc

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何度か書いていますが、最終的な目的は?

ボイトレをしてどうなりたいのですか?

ミックスボイスがゴール?ボイトレは最後の手段?ちょっと考え直してみましょう

上の記事ではボイトレを学んでいく上で陥りがちな考え方のお話をしましたが、今回はもう少し掘り下げてはお話します。

ボイトレをする目的として超簡単に極端に言えば

自由に歌えるようになりたい

ということだと思います、高い声も低い声も、強い声も弱い声も、大きい声も小さい声も、自由に操って歌を歌えるようになれればいいんですよね。

しかし簡単にこうやって書き出してみても分かるようにかなり難しいそうだし、実際難しいです。

それはボイトレを実践して、日々練習に励んでいる人ならばわかると思います。

これは発声に限った事ではなく、スポーツでも芸術でも一緒ですね。自由に思い通りに身体が動くようになるには時間がかかります。

さあそんな超高度な事を目指しているわけです。これを頭にしっかり入れておきましょう。

簡単ではありません、ぱっとやってぱっと出来たら世の中みんなミュージシャンやアーティストになれます。

目的までの道は一つではないしゴールも一つではない

それはそれは様々な方法や理論があります

そんな超難しい事をやっているわけで、そこに辿り着くまでにはいろんな手段や理論があります。当たり前ですよね、それだけいろいろやろうとしているのに正解は一つなんて事ありえません、ましては全く同じものが一つとして存在しない声の世界ですのでまさに十人十色なわけです。

確かにいくらやっても効果の出ない方法や、下手すれば声を壊してしまうような練習方法もあるのは事実です。

日本に長く根付いている『腹式呼吸』などはその最もたる例です、この極端な指導で何千・何万の人が声を枯らし壊したか分かりません。

しかしそんな数ある理論の中で、一つでも

『わざと悪い影響を与えよう』として出来たものはあるでしょうか?

ないと思います、全てその理論を作り上げた人には効果があり『良い影響があった』から理論としてあるわけです。

ポイントは『その理論を作り上げた人』という部分です、もしかしたらその理論は世界でその人しか効果が出ないものだったのかもしれません。

しかしその人には効果があったのも事実です。だから世に広めようとしているんですから。

つまり効果が出る方法や理論というのは無数にあるかもしれない

ということです、じゃあ一つの理論や方法に固執してしまうのってどうでしょう?

もしかしたら遠回りをしているかも?

違う考え方をしたらもっと簡単に解決するかもしれません

「この理論や練習でしか自分の声は成長しない!この理論が正しい!」と考えるのは自由です。

実際にその方法で成長出来ているならばそれは喜ばしいことだし、それで良い様にも思います。

しかし他の理論・方法もあればもっと早く成果が出ていたかもしれないし、これからの成長の糧になるかもしれない

ということも十分に考えられます。

成長したいから学んでいるのに逆に歩みを緩めている可能性があるということは理解しておきましょう。

例えば「ミックスボイスはヘッドボイスにエッジを加えたものだから、ヘッドボイスとエッジボイスをひたすら繰り返していればミックスボイスが出来る!」という理論を信じそればかり繰り返しても思ったような効果は得られないでしょう。

もっといろんなものを調べて、違う練習方法を試せばきっかけくらいはすぐに掴めるかもしれないのに・・・とっても勿体無い時間の使い方をしている方も多いようです。

『疑う事』をしてみましょう

信じることも疑うこともとっても大事です

いろんな理論をちょいちょいつまみ食いしろと言っているわけではありません。上で書いた私の経験上でも一つの理論をしっかり勉強したからこそ得たものもたくさんあります。

しっかり学びつつもその理論を

疑ってみて改善できる点はないか

を考えながら練習してみてください。只々信じて言われた事をやっていると視野が狭くなり、本質的な事が見えなくなりがちです。

これは理論に対してだけではなく自分の知識や実力に対してもそうです。

しっかり学んでいる理論を自分は正しく理解できているのか?なんとなくで実践していることはないか?

いろいろと見直してみてください、長くやっていればいるほどいろんなものが狭くなりがちです、視野も考え方も・・・・

まとめ!!

道はいろいろあります、何が正解かなんて人それぞれです

いろんな理論を学んだり、いろんな講師やトレーナーに習っていてもある悩みだと思います。

いったい何が正解で何が不正解なのか?

と考えてしまいがちですが、人それぞれに成長への道はあります。

同じ理論でも右から攻めるか左から攻めるか、いろんな考え方や教え方があります。

いろんな情報を加味して自分でも考えてみましょう、どれが一番最短で成長出来るのか。

知識に溺れるのは良いことではありませんが、自分で考える力は学んでいく上で必ず必要になってきます。

そして知識はありすぎて困るものではないと思います、自分の声を理解する手札を一つでも多く増やしておいてもいいのではないでしょうか?