ミックスボイスを鍛えて繋げるための練習のコツ Part2

以前書いた『ミックスボイスに関する練習のコツ』的な記事のその②でございます。

関連記事 ミックスボイスを鍛えて繋げるための練習のコツ Part1

Part1でも書いているようにこの記事だけを読んでもそこまで参考にはならないかもしれませんが、シリーズが増えていってそしてそれをまとめて読んでみたらもしかしたらなにかひらめくかもしれません。

今回のコツはズバリ です。

photo credit: ethermoon via photopin cc

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案外「自分が歌ってる姿」って見たことなくないですか?

音楽スタジオ等は大きな鏡があるところが多いので見ながら歌ったことがある方もいるかと思いますが、普段練習している時って自分の体や顔ってあんまり意識したこと無いっていう方多いんじゃないでしょうか?

今回はそういう方に向けて少し意識しておいた方がいいであろう事をお話しようと思います。

まずは顔や口のチェックから!ガッチリ力入ってたりしませんか?

恐らく一番多いであろう症状ですが、口がガッチリロックしてる/もしくはきっちり開いてないという事でしょうか。

みなさん結構顔の表情とかって発声の二の次になりがちなんですがとんでもないですよ!

顔の表情を作る筋肉などは声帯を調節する筋肉にも関わっています。つまりこの状態でいくら健康的な発声をしようとしても顔にガッツリ力が入っていると結構難しい場合も多々あります。

顔の表情を作る筋肉は声帯を操作する筋肉にも影響します

その昔は目を見開いて口角を上げて声を出せば高い声も楽に出る!な~んて言われていましたが現在のボイストレーニングメソッドでそんなことを教えているメソッドはほとんどありません。

ということはどういうことか?そうです、実際にはよろしくないことが起こることの方が多いからやらないわけです。

何度かこのブログでも言ってますが、声の元になるのは喉頭原音といって声帯が震えることによって作られます。その原音を作る時点で顔の筋肉や喉の外側の筋肉が関わってしまうと正しい原音を作るという動作自体が阻害される恐れが大いにあります。

そんな安定していない状態の原音になってしまうと、もうどうにもならないわけです、いくら「頭に響かせて!」とか「鼻腔を意識して!」とか言われてもどうにもなりません、だって元から狂っちゃってるんだから。

ということで出来るだけ声帯が音を作るのを邪魔しない

そう考えるとなるべく口や顔や顎の筋肉をガッチガチにするとよろしくないし、声の元作りにも影響するので避けたいですね。

昔学校の音楽の時間や合唱などに参加したことのある方は結構発声時の表情などについて教えられてのではないでしょうか?

最近では故意に表情や口の開きなどを操作しない方が健康的かつ効率的に声が出せるということがわかってきています。

発声時の表情や顎の固さを鏡でチェックしてみましょう

ということで上で書いたような発声の邪魔になっていることがある可能性がある部分を実際に自分の目で見て確認してみましょう。

いっつも言ってるのですが、自分の中の当たり前には中々人間気づけません。それが例え健康的ではない状態だとしても・・・だからトレーナーに見てもらったり自分でじーっくり確認しなきゃいけないんですね。

ここでいくつか項目にしてみるので是非ご自分で鏡を観ながら確認してみてください。

Check Point① 音域によって顔を表情が大きく変わってないか?

よくあるのが高音域になればなるほど眉間にシワを寄せて目をぎゅっと閉じて口が歪んでしまう方。こうなると結構首の方まで筋張ってしまっていることが鏡を見るとよくわかると思います。

これも原音作りを大きく邪魔している事が多いので注意です。

Check Point② 顎を限界まで落としていないか?

大きく開けられることに越したことはないのですが、顎外れるんじゃないか?ってくらい開けるのはNGです。声云々よりも顎によろしくないです。

やり過ぎると最悪顎が外れたり、顎関節症になったりしますので限界までグワーッと開ける必要はないです。

また音域が上がれば上がるほど顎を突き出しちゃう方も結構いらっしゃいます。これも良くないですね、かなり顎や喉周りにテンションかかっちゃってるのでいろんな部分に悪影響が出ます。

Check Point③ 口が全く開いていないようになってないか?

Check Point②と真逆ですね、限界まで開ける必要はなくても最低限口は開けておかないと共鳴する場所がなくなり効率的に発声できなくなります。

これは何度かこのブログでも解説していますのでよければ参考にしてみてください。

 参考記事 プロの声を発声的に解剖してみよう!秦基博&桜井和寿 編!

今度は発声時の身体の動きを鏡で見てみましょう

これは↑の顔や顎よりも大きく変化がある人は少ないと思うので簡単に書いていこうと思います。

Check Point① あまりにも姿勢が悪くなってないか?

姿勢自体が大きく声に影響する割合はそこまで無いとは思いますが、あまりにも猫背になってたり首が曲がってると歌うときの姿勢としては美しくないし効率的かと聞かれればNOですね。

声の通り道として考えたらストレートな方が良いに決まってますよね、そういう意味で真っ直ぐに立ったり座ったりしてる方が声としては邪魔がなくていいです。

 Check Point② 高くなるにつれ仰け反っちゃってないか?

カラオケとかでも結構見かけますよね、高音域で仰け反って真上見ちゃってる方。これも歌に適した姿勢ではないのは確かですよね。

プロのロックシンガーがシャウトの時とか大きな口空けて真上向いて仰け反ってたりしますがあれはプロだからです。パフォーマンスです。

恐らくプロで上手な方々はそこまでしなくても出ます、ただパフォーマンスとしてかっこいいからやってるだけです、我々は真似しても出にくくなりはしても出しやすくなることはないでしょう。

おわりに

表情や体勢は後からいくらでも付け足せます

苦しそうな表情や楽しそうな顔は後からでも付け足せます、それらはステージの上では必要な表現になってきますがまずは声を出すというところからクリアにしてみましょう。

発声という面ではなるべく音を作るという段階での邪魔を潰しておきたいので、今回書いたチェックポイントを確認してみてください。

改めて自分で確認すると「あれ・・・?結構いろいろやっちゃってるな・・・」って事もあると思います。

ということで今回はここまで!