案外このブログでしっかり書いてなかった睡眠について、今回ちょこっと書いてみようと思います。
今まで違うテーマの記事の中でちょろっと睡眠大事だよ~と書いたことはあったんですが、睡眠メインで書いたことはなかったようです、自分のブログなのに自分で検索して知りました( ;◉◞౪◟◉)>
睡眠不足が身体に良くないなんてもう当たり前すぎて、誰も改めて説明してないですが、歌ったりボイストレーニングしたりという声を発するという場合にも、睡眠の影響というのは物凄く大きいです。
なんか上手く声が出ないな・・・やっぱりまだまだ練習が足りないな
と、考えるのは立派ですが・・・
毎日毎日しっかり真剣にボイストレーニングしたり、その上で歌ってるけど中々声に変化が現れない、スムーズに声が出ないという場合、練習方法やそのレベル、実践の仕方などよりもまず最初に考えたいのが身体の健康状態です。
風邪のときは声出さずにおとなしく休んでね~というのを記事にしたことがありましたが
風邪とまでは行かなくても、身体がある程度健康な状態じゃないと、声は上手く鳴らせません。そして現代人が気づかぬうちに陥っている不健康な状態の代表的なのが睡眠不足です。
睡眠不足の何が良くないかなんて、山のようにあるのでここで一々詳しく説明しませんが、発声する上でも様々な要因によって確実にパフォーマンスを下げます。
声を出すために脳から信号を送るわけですが、睡眠不足の場合その時点でまともな信号を送れなくなります。また筋肉的な面でも喉や声帯周りのパーツを柔軟に動かすことが難しくなります。
つまり睡眠不足は発声するという面からも百害あって一利なしです。
慢性的な睡眠不足状態になってない?
常に声が出しにくいという場合は注意
著しく喉の筋肉や声帯にダメージを負っていたり、声帯結節やポリープなどの病気を発症しているという場合以外に、なんだかすっきり声が出ない、常にコントロールしにくいという場合、主な原因は
- 睡眠不足
- 声帯が乾燥している
- 喉の機能不全
大まかにこの3つのパターンに分けられます、3の喉の機能不全はボイストレーニングをしっかり行い徐々に改善していくしかないですが、それをする上でも1と2が重要になります。
2は楽器が鳴らしにくい状態になっているということです、声帯を楽器の弦として考えるのであれば、錆びたいたりほつれているというのをイメージすると分かりやすいでしょう。
お酒を飲んで声が出しにくくなるというのも、この弦の状態が悪くなるというのと、喉の筋肉に信号を送るという段階でおかしな指令を送っちゃうということです。
睡眠不足も飲酒時ほどではないにしろ、それに似たような、発声しづらい状態になっていることがよくあります。
睡眠不足状態に慣れてしまっている現代人
カフェイン摂らないとやってられないという方は注意
人間に必要な睡眠時間というも諸説あり、どれが正解というのも一概には言えませんが、平均的な睡眠時間が4~5時間の方も結構多いようですが、そうなると恐らく軽い慢性的睡眠不足状態だと思われます。
毎日コーヒーをたくさん飲んだり、エナジードリンクを飲まないと一日仕事や学校の授業を受けてられないという人は注意です。
そんな心身ともにギリギリの状態で必死にボイストレーニングや歌の練習をしても、思ったような成果は得られないでしょう。
まずはある程度健康な状態を維持できるように生活習慣を見直す必要があります、これは別にボイストレーニングや歌唱に限ったことではありませんが。
まとめ:効果的なボイストレーニングはまず健康な身体から
- なーんか何やっても声が出しづらいんだよなー
- 細かい声のコントロールがしにくいんだよなー
- 明らかな不調はないけどなんかなー
というような状態を長く引きずっている方は、しばらくボイストレーニングや歌うことをお休みして、しっかり早寝早起きと健康的な食事を心がけて過ごしてください。
そのあと再開してみると、びっくりするくらい声が軽く出せるようになるはずです、ちなみにこれは睡眠時間を削ってまでアホほど練習していた過去の私の実体験です笑
人間の身体というのはまず生きることを目的に動きます、それが少しでも崩れそうならそこを補強しようと動きますので、まずは身体を心配させない生活をすることから始めましょう。それすらもボイストレーニングの一環です。