新年あけましておめでとうございます!2015年一発目の記事です!
前回の記事で出来るだけブログ更新をする!と今年の目標に掲げましたので出来るだけ発信していきますよ!
今回は以前に少しTwitterの方で呟いたことがあるテーマなのですが、一度記事として起こしておこうと思います。
photo credit: Arya Ziai via photopin cc
理想から『遠い姿』を想像して練習していませんか?
ボイトレをやっているとよくよく陥りがちな思考なのですが、「ここからの音域はこうしないと出ない」とか「ここからは出ない」とか。
こんなこと考えながら練習しちゃったりしてませんか?
また自分では気づかないけど上のような思考に陥ってしまっている状態も多くあります。
そういう思考ではスキルはとても伸びにくい
以前から何度か書いているように発声でもなんでも体を動かす以上は脳からの信号で身体が動くわけで、その信号の時点で「失敗する信号」を発していれば身体はその通りに動くしか無いわけです。
つまり結果は必ず失敗という事になります。
だって出発した時点でゴールには辿り着かない道を走っちゃってるわけで、目的地に着くことはありえないですよね。
『ながら練習』だとこの思考にすら気づかない場合も
なにかをしながらの練習をしていると、上にも書いたように自分が『出来ないと思ってしまっている』ということにすら気づかない場合もあります。
なんとなーく練習して、毎回同じような失敗をして、そしてそれに気づかない、ということを繰り返しても中々効果は出ないでしょう。
ポジティブシンキングが良い!というわけではなくて
ただただ考えなしに「自分はやれば出来る!」「いつか出るようになる!」「出来てると思い込んで!」みたいに考えがいいというわけではないです。それは下手するとただの自己満足にしかならないこともしばしばありますから。
一生懸命脇目もふらずに練習をしているのに効果が出ない!という方、ただのポジティブシンキングになってしまってませんか?
全てをネガティブに考えながらやるよりは精神的に健康だとは思いますが、『成長』という事を考えるとそれだけでは少し不足なんです。
『出来ない』ことを理解して『改善しよう』とすることが重要
上のポジティブシンキングはただの思考停止になりがちです、「いつか出来る!」では中々出来るようになる日は来ないでしょう。
今の自分にとってなにが必要でなにが不要なのか?それを理解した上での『理想の姿』への道を考えましょう。
『出来ない』のはなぜか?そこを見極めて重点的に練習する
なぜこの部分がこういう風に出ないのか?なぜここから上の音域が出ないのか?理解して練習に臨む必要があります。
ただ「出ない」という思考に囚われていては練習が身を結ぶことはありません。
それを理解するには正しい知識とそれを活かせる経験が必要になってきます。だからこの世からトレーナー業というのはなくならないわけです、そこを見極めるのが非常に難しいし一人では時間が掛かるから。
例えば高い声が全く出ないという事に悩んでいる場合
ある一定の音域以上は物凄く負担がかかってしか出ない、または全く出なくなるという場合、正しい知識があればそれをどうすれば改善できるか想像できるわけです。
声を高くするにはシンプルに考えれば声帯を薄くして引き伸ばしてあげればいいです、そういう操作をどうすれば出来るのか?そしてそれがどうして出来ないのか?という部分を見極めてみましょう。
声帯を薄くするという操作自体が出来ていない/その筋肉がない場合
まずはどうやってもその動きを開発する必要があります、それは実際にトレーナーやコーチに教えてもらわないと難しいでしょう。
だって今まで全く使っていなかったから筋肉ができてない・動きにくくなってるわけなので、とても慎重に開発する必要があります。
人間の脳はよく使っている回路を使いたがる傾向にあるので、最初の内はそんな初めての感覚の出し方の方に信号を発してくれないので根気強く正しいことを繰り返すしかありません。
声帯を薄くすることは出来るが神経回路がそれを使おうとしていない場合
上と違い筋肉の問題や操作自体をすることは出来るはずなのに最初に書いた、信号の時点でそれをやろうとしていないパターンです。
これは相当に厄介です、かなり頑固な回路になっていると考えたほうがいいでしょう。
またこの場合、上だと思考は出そうとして正しい方向に向かっているけど神経の方が邪魔して出ないということはままありますが、このパターンの場合もうマインドの状態から『出ない』と思い込んじゃってる場合があるのでそこをぶっ壊す必要があります。
時々「出来る気がしない」ということをいう人がいますが・・・・
そう考えている内は出来ないです。頭と思考は正直です、思っている通りに動きます。
“今は”出来ないけどどうすれば出来る様になるのか?
そのお手伝いをするのがトレーナーやコーチの役目です。
こういう状態になっていれば望んでいる方向に近づいてる、こういう声が出ていれば今のところはOKという診断を仰げるのがレッスンを受けている最大のメリットでしょう。
「理想とは程遠いけど今はこういう練習をすれば徐々に近づいていくんだな」
という思考がとっっても大事です。1回のレッスンや何ヶ月かのレッスンで自分の理想通りの声が出るなんてそれは流石に無理です。言い切ります。
私は一回一回のレッスンで声を改善して少しづつでも確実に良い方向に転換させる自信はありますが、何ヶ月かのレッスンでその人の理想通りの声に導くのは不可能だと考えています。出来る人がいるならば教えて下さい。
「いつかきっと出来る!」「絶対出来ない・・・」どちら思考としてはもおすすめしません
出来ない!けどこうすれば・・・というまさに試行錯誤の連続でスキルは伸びていきます。
それをやりながら練習しているかどうか?少し考えるきっかけになればと思います。
ただ惰性で練習している時間ほど無駄なものはない
「ただやっている」という状態は是非避けてください、練習している時出来れば楽しんで、出来ないことを受け入れどうすれば改善出来るのかを考えてみてください。
参考記事 ボイストレーニングに行き詰まった時に知っておいてほしい練習方法とそのポイント
ヒントはこのブログにいっっっっぱいばらまいているつもりです
ある程度の悩みであればブログをある程度読んで頂ければ解決する程度には書いているつもりです。
それを有効的に吸収するか、それとも「ここにはこう書いてるけど自分には無理だ・・・」とか「なるほどね!わかったわかった!いつか出来るでしょ!」と考えるかの違いだと思います。
出来ると思ってやってください、出来ないと思っている間は出来ません。
声が出ると思ってやってください、出ないと思っている間は出来ません。
出来ないのは何故か考えながらやってください。わからない場合はレッスンを受けてみてください。
おわりに
ということで今年最初の記事はここまで!
これからも出来るだけ更新していきます!
きっと・・・・・・・
多分・・・・・