最近音楽系の専門学校に通っている生徒さんに聞いたのですが、未だにこういう音楽を専門とする学校でさえ、練習の半分以上が体操や呼吸法・腹式筋トレらしいです・・・
何回もこのブログでも言ってるんですが、歌が上手くなりたいなら呼吸を訓練するよりももっとやっておいたほうが良い事が山程あります。
呼吸や筋トレはやった後の達成感がある
この達成感や疲労感が曲者
学校などでは基本的にクラス全員で練習するわけで、一人ひとりの声を見ていくわけにはいきません。
なのでとりあえず全員が「いやー今日も練習した!」という達成感や疲労感が重要なわけです、そしてそういう練習には呼吸や筋トレがぴったりなんですね~
こういう「練習した感」もあり、未だに学校やボイトレスクールでは使われているわけです、しかし時間をかけるだけの意味があるかどうかは、色んな訓練を経験した人であれば嫌というほど分かるでしょう。
じゃあ歌の練習の基本ってなに?
個人的には『裏声』でいいんじゃないかと思います
これに関しては呼吸ではないことは確かですが、色んな意見があるでしょう。私個人は誰でも分かる概念として裏声というのが適切なんじゃないかと思います。
少なくとも呼吸法に割いている時間を、少しでも裏声を出すということに回せば、大きく声は変化するでしょう。
というか大概の呼吸訓練とともに出してる声が、地声だけというのが色々と問題です。
腹筋しながらその状態を維持して声を出す~とか鼻からゆっくり吸ってお腹を張ったまま声を出す~とか色々あるみたいですが、ほぼ全てが地声での発声練習です。ここも後々面倒な癖になることが多いです。
半分くらいを裏声で出すような練習をすれば、ガチガチの過緊張した声に悩む人も少なくなると思うんですよね~・・・