フォームから予約・お問合わせして頂いた後の自動返信メールについて
スポンサーリンク

ボイストレーニングで改善する『声の機能不全』以外の不調は診断が難しい

声に関するつぶやき

最近頂く質問でかなり多いのが、喉の機能不全であろう状態での不調ではなく、音声障害的な不調に関する質問です。

声の機能不全、つまりボイストレーニングで解決できる声の不調というのは

  • 喋り声以上に大きな声で発声できない
  • 一定の音域から声がひっくり返る/息漏れが激しくなる
  • 思ったようなトーンの声が出せない
  • 声が狙った音高にならない

等など、これ以上にも山程ありますが、基本的に喋ったり一定の音域で歌う分には別段問題ないという状態であることが多いです。

それに対して、音声障害的な声の不調というのは

  • どの音域の発声でも掠れる(嗄声)
  • 喋り声が掠れ、息漏れが激しくなる
  • 裏声を出そうとしても掠れ息が漏れる音だけになる

といったような、ボイストレーニングで使用する声がそもそも出せないような状態と考えて良いと思います。

私のTwitterアカウントをフォローしていただいてる方であればこういった音声障害的な不調に関して私がお伝えしているアドバイスがどういうものか、一言でまとめられると思います。

まずは信頼できる医療機関で診断してもらってください

ということです、もうこの一文につきます。

スポンサーリンク

『楽器自体の異常』と『楽器の鳴らし方の問題』

楽器自体に異常がでた場合、ボイストレーニングでは改善しない

一般的によく知られている音声障害の代表として「声帯ポリープ」というのがあります、これは分かりやすく書くと声帯に血豆ができて、声帯をきっちり閉じることができなくなり、発声に何らかの異常がでてしまうというものです。

これはつまり声帯という楽器自体に起こった異常です、これはボイストレーニングだけではどうすることもできません。

できてしまったポリープをなくす発声法なんてのはありえません、発声するということが声帯同士をこすり合わせて振動させるということである以上、一切の負担なく発声するということは不可能です。

血豆ができた部分をずっと刺激し続けて治るわけないですよね、声帯も同じです。

こうなってしまった場合、医療機関で診断を受けた後、投薬での治療や酷い場合は外科的な手術によって治療していくしかありません。

ボイストレーニングでは主に『楽器の鳴らし方の問題』を解決していきます

対して楽器の鳴らし方・演奏方法に問題があり、思ったように音が出ない、演奏できないという場合、ボイストレーニングで改善していくしかありません。

こちらは逆に薬によって良くしたり、手術することで何らかの声を出しやすくするという方法は基本的にはありません。

つまりボイストレーニングというのは基本的に『楽器に障害・異常がない場合に行うもの』であるということです。

嗄声などの不調がある場合はまず病院へ

声を聞くだけでは「多分・・・」ということしか分かりません

喋ってても声が掠れたり、裏声がどう出そうとしても掠れてしまうといった場合、何らかの音声障害である可能性が高いです。

こうなるとボイストレーナーに声を聞いてもらっても、実際に声帯がどうなっているのかは「多分」「恐らく」という憶測の域を出ません。

そんな曖昧な状態であれこれ声を出そうとするのは危険なので、まずは医療機関に行きスコープ等で声帯を実際に診てもらう必要があります。

そうして診断を受けた後、声帯には異常がなかったのであればボイストレーニングへ、安静にしておく必要があるなら声を出来るだけ使わないように休むといった対処が必要です。

声帯の異常には『痛み』がありません

ポリープや結節、声帯炎などの声帯自体に起こる症状には痛みは伴いません。発声しているときも声帯の開閉・振動を感じ取ることはできませんよね、つまりそこが炎症を起こしていたり血豆ができていたりしても分からないということです。

なので「痛くないから声帯には異常はない」じゃないんです、というか痛くないからこそめちゃくちゃ怖いです、分からず声帯を痛めつけている場合もよくあることなので。

なので上に書いたような症状が続いているという場合は早めに病院へ行きましょう。

痛みがある場合は咽頭部分に炎症が起こっているということが多いです、この場合も当たり前ですが病院へ行って何が原因か?どこに炎症があるのか?どうやって治療するのか?という部分をクリアにしましょう。

よくある『楽器自体の異常』を引き起こすのが『楽器の鳴らし方』

このパターンが多いので勘違いしてしまう方が多いです

音楽活動やボイストレーニングをしていて不調になるという場合、このパターンが非常に多いです。

つまりトレーニングで負荷をかけすぎてしまったり、無理な発声状態で活動を続けていたら、楽器に損傷を与えてしまったというようなことですね。

この場合「発声方法を改善しないと・・・!」と考えてしまいがちなのですが、最初に書いたようにまずは声帯の状態を知らなければいけません。

まずは楽器(声帯)の損傷状態を診てもらった上で治療し、その後無理のない効率的な楽器の鳴らし方(発声方法)を訓練していくという手順です。

まとめ:少しでも「普通じゃないかもしれない状態」ならば病院へ

  • こんなに声って掠れる?
  • こんなに声って持続できない?
  • 喋ってても掠れるんだけど?

みたいなこれって普通じゃないよな~・・・という状態ならば早めに病院(耳鼻咽喉科)へ行きましょう、状態が分かってから対処法を考えても遅くないです、というかそれが正解です。

この部分が不透明な状態でボイストレーナーにレッスンを受けても、双方ともに非常に不安です。

どこまで負荷をかけて良いのか全く分かりませんから、めちゃくちゃフワッとした内容しかお伝えできません。

ということで、声で何らかの不調や違和感がある場合は、まず病院へGOということでした( ◉◞౪◟◉)