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ボイストレーニングで超重要なファルセット/純粋な裏声の出し方とそのポイント

参考音源付き記事

質問箱に来た質問への回答記事です。今回はファルセット/純粋な裏声についての内容です。

質問を簡単にまとめると、ファルセット/純粋な裏声を出す時

  1. 息漏れを意図的にさせるのか?
  2. ピッチを変えても息の量は一定?
  3. ファルセット/純粋な裏声でも息の吹きすぎというのはある?

ということですね、今回はこれらの質問に回答すると同時にファルセット/純粋な裏声について少し解説していこうと思います。

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ファルセット/純粋な裏声ってどんな声?

参考音源:ファルセット/純粋な裏声(A4)

詳しい解説は下記の記事である程度しているのでそちらをご覧ください。端的に言えばめちゃくちゃ声帯自体のテンションを抜いた声です。

【参考音源付き】ミックスボイスの状態と出し方・練習方法
昨今魔法の発声法のように語られている「ミックスボイス」を出来るだけ分かりやすくシンプルに解説していく内容になります。 ...

ここで重要なのは『テンションを“抜いた”声』であって『テンションが“抜けた”声』ではないということです、この違いはあとに出てくる解説でも非常に重要なのでしっかり頭に入れておいてくださいね。

ファルセット/純粋な裏声は意図的に息漏れさせるのか?

テンションを抜いたから息漏れした声になる

レッスンをしていても質問者の方と同じような勘違いをしていて、意図的に息漏れさせようとしすぎた音色にしてしまっている方がめちゃくちゃ多いです。こんな感じ↓ですね~よくあるパターンです。

参考音源:ファルセット/純粋な裏声のよくあるNGパターン(A4)

しかしこれは発声訓練的にはNGです、理由は詳しく書きませんが簡潔に言えば息が主導権を握りすぎているからです。

ファルセット/純粋な裏声がなぜ重要なのか?

このファルセット/純粋な裏声を出す、というか出せるようにするということの目的の一つに「稼働させるパーツを極限まで絞り且つピンポイントでそこだけ動かせるようになるため」ということが挙げられます。

ファルセット/純粋な裏声の場合、声帯を引っ張る前筋(輪状甲状筋)のみを動かした状態だと、こういう音色の声が出るよね?ってことです。

つまり↑のような意図的に息漏れさせた声にしちゃった時点で声帯を開大する(開く)筋肉も動いてるってことです。あれれ?前筋以外の筋肉が動いちゃってますね?

そうつまり純度が低くなってるということです、なので意図的に『息漏れ“させた”』わけではなく、声帯自体にテンションがなくなったから、『息漏れ“した”声』になってるだけであって、息漏れさせた声を出すのが目的ではないということです。

ピッチ(音高)を変えても息の量は一定?

限られた音域の中ではほぼ一定と考えてOK

武田梵声先生が提唱されるフースラーメソッドでは、B3~B4という音域でのみ純粋な裏声が発声できるとされています。このB3~B4という音域であれば息の量はほぼ一定、つまり音量もほぼ一定になると考えていいと思います。

世間一般に言われるファルセットの場合、この音域以外でも出すメソッドがあると思いますが、その場合は常に一定の息の量ということはないでしょう。高くなればなるほど声帯は張力を増していくわけですから、必要な息の量も増えていくはずです。

ファルセット/純粋な裏声でも息の吹きすぎというのはある?

上記の『参考音源:NGパターン』がそうです

↑で解説した意図的に息漏れをさせた声というのがまさに息を吹きすぎた状態です。

ただ息を吹きすぎた状態というのも主に2パターン考えられて、

  • ↑のNGパターンの参考音源のように声帯を開大する筋肉が動いてしまっている
  • 声帯を閉鎖する筋肉が強く働いてしまい、結果息で声帯をこじ開けている

ということがありえます、どちらにしても息が多い・吹きすぎということですが、それは結果であって原因ではないという感じです。

ファルセット/純粋な裏声の出し方、ポイント

下手に声にするより息だけの方が状態的には近い

慣れないうちは↑の参考音源のようなスカスカな音色を狙っても、普通に裏声として鳴っちゃう状態になると思います。

そこで息っぽく~息っぽく~と考えすぎると、今回のメインテーマである息漏れさせた声に行き着きます笑

じゃあどおすりゃいいんだよ!ってことなんですが、必要以上の声帯のコントロールをしようとするから鳴らないということなので、逆に声帯の働きを0にして息の音だけにしてみましょう。こんな感じの音になるはずです。

参考音源:ファルセット/純粋な裏声のタネ(A4を狙ってるつもり)

一応音高は↑の参考音源同様A4を狙っていますが、当たり前に音高がはっきるわかるとそれはもう声なので、最初のうちは曖昧でどの高さか分からないくらいでちょうどいいと思います。

また狙う音高ももう少し低めの方が出しやすいという方は多いと思うので、換声点のE4~F4付近でもいいし、それより低めを狙ってもいいでしょう。

こういう音を鳴らしていると徐々に声帯が本当に微かーに触れ合う力加減みたいなものが分かってきます、そうなれば後は少しの調整で最初の音源のようなファルセット/純粋な裏声が出せるようになるということです。

まずはこういう音色を取り出せるかやってみましょう。これすら全く真似できないのであれば相当に喉が固着している可能性が高いので、信頼できるボイストレーナーのレッスンを受けてみてください。

まとめ:どうしても見つからない方はレッスンへお越しください♪

色々と書いてきましたが、これらを読んでもどうしても参考音源のような声にならないという場合は、できれば早めにボイストレーナーに指導してもらった方がいいです。

大抵↑で書いたように思ってもない筋肉が勝手に動いていたり、めちゃくちゃ息をぶつけてそれっぽい音にするというのが癖付いてしまっているパターンが非常に多いです。そうなるとその癖を抜かないことにはファルセット/純粋な裏声が取り出せなくなるので非常に厄介です・・・

一回でもレッスンを受けていただければ、少なくともそのレッスン内で完璧に出せるようにはなりませんが、取っ掛かりは掴めるはずです。

ということでボイストレーニング的には超重要なファルセット/純粋な裏声についての質問に答えてみました。質問はこちらの質問箱↓から受け付けていますので、お気軽にどうぞ~

木田圭一の質問箱です
Skypeでのオンラインレッスンと兵庫県神戸市で対面レッスンしていますボイストレーナーです。 簡単に答えられそうならここで、ちょっと長くなりそうならTwitterの方で補足、長くなりそうな場合はブログで記事にして回答します。 ボイストレーニングに関する事以外でも質問していただいてOKです! お気軽にどうぞ~( ◉◞౪◟...