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自作防音室の性能を軽く歌ってテストしてみた

自作防音室の作り方

自作防音室の記事を公開してから、それに関するメールを毎月結構な数で頂きます。あまりネット上にも情報は出回ってないんだけど、日本の住宅環境だとやはり音楽的な活動がしにくいとみんな感じでいるんでしょうね~・・・

でその未だにちょくちょく頂くメールに「実際に歌ってみて、どれくらいの防音効果があるのか知りたい」というリクエストがありましたので、軽く歌って録音してみました。

一応比較した発声の音源は以前の記事にもあるのですが、実際に歌うとどうなるのかというのが気になっている方が多いようなので、

  1. 防音室から約2mの距離にレコーダーを置き
  2. 曲のサビ部分を防音室内で歌って
  3. 途中でドアを開けてそのまま歌い続ける

という感じで録音してみました。今まで置いてた音源は録音したのをカットしていたのでちょっと分かりづらいという意見もあったので、今回は一連をそのまま録音してそのまま上げます。

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防音室in ⇒ 防音室out

君が思い出になる前に/スピッツ のサビ部分

音がデカくなった所でドアを開けてます、結構分かりやすいと思うんですがいかがでしょ?

前から書いていたように、これで-30dBくらいです。音に含まれる倍音構成によっては-27dBくらいになることもある感じです、これが市販の数十万円以上する防音室であれば、ある程度どんな音でもカタログ値通り抑えられるんじゃないかと思います。

波形データで性能を見てみる

録音音源を波形ソフトで見た場合

こうやって見るとはっきりと分かりますね、ドアを開ける音より手前の部分でもちゃんと歌ってるんですが、波形でみるとほぼノイズみたいになってます笑

ドアを開けて歌っている部分で一番声を抑えている最後の「困らせて」の「てぇー」の部分でさえも、ドアを開ける前の部分よりかなり大きくなっているので、喋り声程度であれば、同じ室内でもはっきりとは何を喋っているのか分からない程度には抑えられます。

流石に歌を歌うと、同じ室内であれば何を歌っているかは分かりますが、音源程度には小さくできます。隣の部屋やベランダに出るとかすかに聞こえるけど、何を歌っているかは分からないという感じです。

まとめ:参考になりましたでしょうか?

実際歌うとこんな感じですよ~ということです。18mmの合板をきっちり隙間なく壁として使い、適当な吸音ウールを置いてやれば、これくらいの防音性能になるということですね。

これ以上に防音性能を上げようとするなら、壁の合板を24mmや28mmのものにしたり、2×4工法的な壁材と壁材の間に吸音材を挟むような形でしっかりとした壁作る必要があるんじゃないかな~と思います。

制作手順の記事にも書きましたが、一枚の合板だけでもこれだけ音を抑えられるので、めちゃくちゃ簡単に作ろうとするなら、ある程度の厚みの合板だけを買って、壁同士を連結させるだけでもそれなりのものができると思います。

ということでボイストレーニングや歌の練習場所にお困りの方の参考になればと思います~