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すぐ練習できる環境を作る【CASIO ミニキーボード SA-76】

ボイストレーニングTips

【2023年10月27日 追記】
この記事で紹介しているSA-76の後継シリーズが発売されています。
サイズや音域的に新製品の方が便利です!

ボイストレーニングに便利な小型キーボード|CASIO SA-51
以前にこのブログでも紹介していた小型キーボード CASIO SA-76 の後継シリーズが発売されてい...

このブログでもレッスンを受講していただいているクライアントさんにも口酸っぱく「いろんな声を出す頻度を増やしてね( ◉◞౪◟◉)」と言ってるわけですが、流石に全く音高もなにも分かってない状態で現状の喉で出しやすい発声だけしてるのと、ある程度苦手な高さも狙って発声するのとでは訓練の効果が変わってきます。

最近ではスマホのキーボードアプリなんかで音取りをしながら練習している方が多いようです(少し前まで私もそうでした)。

それでも良いっちゃ良いんですが、スマホを使っちゃうと練習しようとしてのに、それから意識を逸らす可能性があるというのがネックなんですよね・・・キーボードアプリを起動しようと思ってたのに、Twitter開いちゃったり、ブラウザ起動してネットサーフィンしちゃうなんて可能性も無きにしもあらずなので笑

レッスンを受けてても、独学で頑張ってても、歌うのであれば鍵盤楽器の一つくらいは持っておいたほうがいいと思います、歌う人であれば発声練習や歌いたいと思った曲の音域を調べる時くらいしか使わないものですが、この使い方が限定されているというのが重要なんですね。

ということで今回はボイストレーニングに利用するギリギリの機能だけを備えた小さい電子キーボードを紹介してみようと思います。

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CASIO ミニキーボード SA-76

出る音域は『F2~C6』

男女問わずボイストレーニング中級者~上級者の方であれば上も下もちょっと足りないかもしれませんが、初心者の方であれば十分な音域ですね。

それなりな価格以上の電子キーボードで、オクターブ・シフトなどの機能がついていれば、鍵盤数が88鍵なくてもA0~C8の音域はカバーできますが、このSA-76にはそんな機能ついてないので『F2~C6』固定です、変えられません。

練習していってどんどん出せる音域が広がってきたら、特に上の音域が足りなくなるでしょう。

鍵盤の大きさもミニキーボードなだけあって超ミニサイズです。白鍵の幅(約1.8mm)は成人で手が比較的小さめの方であっても親指の横幅と同じかそれより小さいくらいだと思います。

ということもあって、製品の用途としては子供でも気軽に使えるように、そして大人であれば声の音取りという風な割り切った作りです。

ちなみにこのSA-76より鍵盤が少なく横幅も小さいSA-46というのもありますが、こっちは最高音C6は同じなんですが最低音がF3とボイストレーニングに使うにはちょっと狭すぎる感じです。SA-76でも音域は最低限という感じなのでSA-46だとちょっと足りないですね。

良い所1. 小さい

幅は約60cm、奥行は約20cm、高さは約6cmとテーブルやらデスクやらに置いてもまぁ邪魔ではあるんですが笑、全然置けなくはないサイズです。

普段座ってるそばに置いておけるというのは、ふと「声出そう」と考えた時、その瞬間にすぐスイッチ入れて使えるということで非常に重要です。

良い所2. 電池で使える

私の場合これを置いているのが普段作業しているPCデスクなので、もうコンセントは満員、ケーブルももうゴチャゴチャです( ;◉◞౪◟◉)

なので電池(単3電池×6本)で使えるのは良いです。ちなみに3年前に買って結構な頻度でちょくちょく使ってますが一回電池交換しただけです、多分時間よりも音量の設定によるのかなーと思います。私は真ん中よりもちょっと小寄りでいつも使ってます、もうちょい大きめで使ってたら電池の消費も多くなりそうです。

ちょっと…な所1. 全体的にちゃちい

一般的な電子キーボードの鍵盤よりも薄いです、多分思ってる2倍は薄いです。そしてその薄さゆえ軽く指が触れただけで音が鳴ります笑

これは子供の力でも軽く音が出せるようにしてるんでしょう、大人の指だと鍵盤の小ささもありミスタッチが増えちゃいますが仕方ありません。

あと音もちょっとちゃちい感じです。

音量注意!

ピアノの音色で下から上まで白鍵だけ弾いてみました、こんな感じの音です。

まとめ:ボイストレーニングに使うだけなら問題なし!

いい大人がこれ使って曲を演奏しようなんて考えないと思いますでの笑 ボイストレーニングに使うだけなら指一本で鍵盤を押せばいいし、音がちゃちくても狙った高さの音がきっちり出てくれればいいだけなので、そういった用途で使う上では全く問題ないです。

ちなみに電池で使用していると約6分ほどで勝手に電源が切れます。

これは電池の無駄な消費をしないという点では便利ですが、頻繁にちょくちょく使う場合は一々電源を入れ直さないといけないので面倒です。

そんなときはトーンボタンを押しながら電源を入れると、このオートパワーオフの機能をオフにできます。

私は電池で使用しながら電源も入れっぱなしですが、上記の通り電池は一回しか交換してません、利便性を考えたら頻繁に練習するという方はオートパワーオフをオフにしておいた方がいいかと思います。

私自身ちょっと前までPCに繋ぐMIDIキーボードを練習に使ってたのですが、常にソフトを立ち上げておかなきゃいけなかったり、ケーブルがデスクの上にあって邪魔だったりということで、しばらくは最初↑に書いたようにスマホを使ってました。

でもスマホはスマホで、使おうとしたらスマホのロック解除して~アプリ立ち上げて~という手間&タイムラグが嫌になってとなんか良い方法ないかな~と思ってたら、3年ほど前に買ってたこれがあり使ってみたら便利でした( ◉◞౪◟◉)b

ということで何年もボイストレーニングしてるのに、自分の出してる声の高さがいまいちはっきり分かってないという音感なし男の木田が練習に使っているミニキーボードの紹介でした。

※レッスンでは自作防音室内にあるKORGの電子ピアノを使用してます、防音室以外でこのSA-76を使って練習してるという感じです。