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【こんな声出せますか?】第12回:吸気性の地声

参考音源付き記事

久々の【こんな声出せますか?】は第3回で取り上げた吸気性発声の地声バージョンです。難易度的には吸気裏声とくらべると圧倒的にぱぱっと出せる人が少なくなるので、かなり難しいと思います。

そもそも息を吸うというアクション自体が声帯を開く(外転)筋肉が働くため、超大雑把にいえば裏声っぽい状態ともいえます。なので裏声の場合はやろうと思ったことがないだけで、やってみたら案外簡単にできた!という方が多いです。

しかし今回は吸気で地声ということで、裏声とは逆でそもそも鳴らせないという方も多くなると思います。ただ上手く鳴らせれば地声の筋肉筆頭である内筋(内甲状披裂筋/声帯筋)をしっかり働かせられているということになるので、かなり強度の高いトレーニングになります。

なのでまぁとりあえず聞いて真似してください( ◉◞౪◟◉)b

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吸気性の地声発声

パターン1

最初はいつも通り音を短く出していきましょう。また声を鳴らそうとしすぎて息をたくさん吸いすぎる可能性が高いので、まずはハミングでやってみましょう。

口を閉じて鼻から軽く息を吸い地声の音域を出そうとするとこんな↑音が出ると思います。

  1. 喉頭の位置は低め
  2. 発音は「ン」もしくは「マ」や「モ」
  3. 声量は喋り声と同じか小さい程度でOK
  4. 高さは低くした喋り声くらいの音域でOK

こういうきちんと声として聞こえるような音色であればOKです、ただ恐らく多くの方が下のNGパターンのような音になるんじゃないでしょうか。

NGパターン1

こんな感じでガリガリギリギリ鳴っちゃうときは、この記事でやりたいこと、狙っている効果はあまり出ません。

最初に書いたようにこの練習では内筋を動かしたいのに、こういう音になっている時というのはそれじゃない筋肉がサポートしちゃってる状態なので、内筋はあんまりお仕事してないということだからです。

このNGパターンのような音色になってしまう場合、いくつかポイントを挙げますので確認しながら練習してみてください。

  1. 息を大量に吸おうとしてないか?
  2. 音をしっかり出そうとしすぎてないか?
  3. 狙っている音高

1と2のポイントはほぼ同じような事を指しているんですが、重要なのは音量は小さくてもいいから声にするということですね。

上手く鳴らせるポイントを見つけられれば、本当にわずかな抵抗感と息の量でパターン1のような声になります。頑張ってオリャ!とやらないのが初めは重要です。

あとは3の音高です、吸気発声は音高感覚が呼気と比べるとズレることがよくあります。きちんと測ってみたら狙ってた音高よりも明らかに低かったり高かったりということが結構多くあります。

吸気地声の場合は鳴らしてみると思ったより低くなっていることが多いです。レッスンでもよく1オクターブ近く感覚と出音の高さがズレていることがあります。

なのでまずはチューナーを使って、狙っている音高と実際出ている音高がある程度一致しているかどうか確かめてください。

パターン2

今度はそのままハミングで出していた状態から口を軽く開けて暗い「マ」という音にしてみましょう。

ただあまり発音を意識しすぎると、口を開けた瞬間ガリガリ鳴り出す可能性が高いので、ほんの少し口を開けるだけという意識でOKです。

ちなみにパターン1の段階から上手くできてない場合はこんな感じ↓になります。

NGパターン2

ハミングだけではわからなかったかもしれませんが、内筋があまりお仕事してないとこんな感じで声にした瞬間すごくバリバリガリガリなると思います。

パターン1のように普通に「マ」という声に聞こえるように練習してみてください。

パターン3

次はハミングの部分を短くして「マ」と発音してみましょう。こうやってこの部分だけ聞くと呼気で普通に発声しているようにも聞こえますが吸ってますよ笑

この段階でつまずく場合は瞬間でもいいからハミングを付けてやっておいてください。ハミングで何度かスタッカートで鳴らした後、すぐにその感覚を残して口を開いて何度かスタッカートで鳴らしたあと伸ばすと上手くいきやすいです。

パターン4

最後に少し伸ばしてみましょう。パターン3ができていたら少しはブレるかもしれませんが、ある程度は簡単に伸ばせると思います。

伸ばすとお尻の方がジリジリバリバリなっちゃうこともあるので、最後までなるべく声っぽくなるように慎重にやってみてください。

まとめ:呼気地声だと上手く鳴らせない場合の取っ掛かりとして

呼気での地声の練習だとどうしても息っぽくなってしまって張りのある声にならなかったり、すぐ喉が痛くなってしまう場合などは今回の吸気での地声をやってみると良い感じに呼気でも鳴らせるようになったりします。

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NGパターンのようにガリガリバリバリなってしまう場合でも鍛えられている部分はあるし、その状態でも練習を続けていれば良い感じに鳴らせるようになってくるはずです。

ということで地声が弱いな~と感じている方は是非チャレンジしてみてください~♪