ということで簡易防音室を自作しようの記事Part1でございますが、この記事ではまだ作り方やその過程は書きません。
完成して思ったのは、実際に作る作業をしているよりも下調べの方が重要で時間かかってるんですよね。
なのでこの記事では私の環境で防音室を自作してようと思った時に考えた条件とそれを満たすための設計とその下調べについて書いていこうと思います。
単純に部屋の中にバカでかい木工品作ろうとしてるわけで、色々と考慮しなければいけないことや考えないといけないことがあります。
作る上での条件1「防音室の重量」
自作に至った一番の要因がこれ
Part0の記事で紹介したような簡易防音室であれば重量はどんな住宅環境であっても問題ないくらいの範囲で抑えられていますが、やはり性能と価格が釣り合ってないように思う・・・
しかしある程度しっかりとした性能を求めると最小のサイズでもほぼ重量が200kg以上になり、私が防音室を置こうと考えている木造住宅の二階にはそのまま設置するのは恐らく無理なんですね。
つまり
- 防音室の重量が設置に問題ない程度だと価格と性能が釣り合ってない
- ある程度性能が保証されているレベルの防音室は重すぎてそもそも設置出来ない
というジレンマに陥ったわけです。
設置するのに重量や広さを考慮しなくていい状況なのであれば、ある程度の価格は覚悟して迷わずヤマハやカワイの防音室を買ったほうが絶対に幸せになれます、というかその状況なら私も迷わずそうします笑。
ただ今回は木造住宅の二階部分ということでなるべく軽く、そして限られたスペースに押し込みたいというワガママを叶えようとしたので、自作に至ったという経緯です。
作る上での条件2「かかる費用」
当たり前ですが出来るだけ安く
条件1で書いたように、そこまで重たくなく簡単に設置できそうなレベルの防音室であれば、自分で作ったほうが安く出来るぜ!っていうのがメインテーマでもあるわけなので、安くするにはどうするか?というのが超重要です。
市販されているものはほぼ10万円を超えるものばかりですので、これより出来るだけ安く、つまり10万円以下で作るというのが条件です。
理想は簡易防音室の中では一番性能が高いであろうVERY-QのVQP/HQPシリーズの中で最低価格の22万円より安く、そして性能は同じDr-30(30dB程度の音を減衰出来るレベル)程度を目指します。
この費用と性能はすでに公開しているPart0に書いているようにクリア出来ました。
作る上での条件3「作る手間」
出来るだけ簡単に、そして単純な構造で
基本的に一人での作業に加えて、こうした大きなものを作るテクニックもないし、大掛かりな工具も持っていません。
なのでどれだけ購入した材料をそのまま組み立てるだけで良い設計に出来るかというのが重要になってきます。
自分の背丈よりも大きな木の板(しかもめちゃくちゃ重い)を真っ直ぐ数ミリ単位でカットするなんてことは到底出来ないし、そんな作業をするスペースもありません。
なので材料を注文する時点で出来るだけ完璧な設計を仕上げておき、その図面通りにカットを依頼して、来たものをそのまま組み立てられるというのが理想です。
まとめ
他にも色々と考えなきゃいけないことが・・・
基本的な材料の選択や構造に関しては今後の記事で詳しく書くのですが、その辺りも予め考えて決めておかなければいけません。
そもそも防音室の構造(作り方)や使う材料は重量と価格、そして性能に大きく影響してきますので。
そしてもしもの場合、廃棄する時のことも考えると、分解して細かく刻めば燃えるゴミで捨てられるといのも重要です。
という感じでやっぱり自分で作るとなると面倒なことが多々あります、それが嫌なら多少高くても既製品を買うのが一番です笑
では次の記事は材料の選択やそれに伴う性能の違いなど、またまた実際に作っている過程ではなく準備編になります、申し訳ありませんがもう少しお付き合いくださいm(_ _)m