2023年2月に来た質問・要望への回答です。質問はこちら↓のページからお送りください。

声やボイストレーニングに関する疑問・質問を募集中
数年前まで利用していた質問箱の代わりに、ブログ読者の方が気軽に利用できる質問フォームの解説記事です...
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2023年2月に来た質問への回答
02月24日分
- うえーい木田さん見てるー?www
- ( ◉◞౪◟◉)
02月25日分
- 対面レッスンではどういったコロナ対策をされていますか?
- ここ2年くらいは一切対面レッスンをしていない(受付はしています)ので、対策も何もないのですが、再開していたときは、お借りしていたスタジオが非常に広いところなので、距離を1.5m以上離し、お互いマスクをしてやっていました。
02月27日分
- 純粋な裏声がどうしても硬い音になってしまいます。
声が出る瞬間に自分でも喉にプレッシャーを感じるので上手くできていないことは分かります。
木田先生の純粋な裏声に関する記事は全て読んだのですが何ヶ月もこの状態です。
何かコツあるでしょうか。
- 取っ掛かりとして、思いっきり喉頭の位置を落としてやってみてください。
なるべく低い位置のまま、母音を絶対に変えないように、唇に空気の流れを感じれるようにやってみると、良い感じに出るかも?しれません。
- 吸気地声がうまくいきません。
息だけかエッジボイスになります。
木田さんのブログ記事のように話し声のように出せません。
何か効果的な練習はありますか?
- 基本的にやり方はこの記事に書いてあるとおりなので、その他となると、もうイメージ的な方向での意識の仕方しかないですね。
あまりに『地声』をしっかり鳴らそうと意識すると、諸々過剰になっちゃう人は多いので、裏声っぽくても良いから、まずはハミングで息を吸って音がなるかどうかから始めてください。
地声では高いけど、裏声としては低い、つまり換声点付近でやってみると、地声なのか裏声なのか分からない吸気性発声ができると思いますので、まずはそれを探して、そこから下降していってみてください。
02月28日分
- 身体の硬さ、凝り、姿勢などの解消によって発声が上手くなる可能性はあると思いますか?
- 基本的にはYESですが、どちらかというと、発声が上手くなる可能性というより、身体の状態によって発声が上手くできない状態になっている可能性の方があると思います。
ただそういった身体起因の不調を良くしたからといって、喉起因の不調もまとめて良くなることはあまり経験としてありませんね。
整体やマッサージ、鍼などを訓練に取り入れているクライアント様が数名いらっしゃいますが、それによってボイストレーニングでの課題が解決したというのはないです。
2023年3月に来た質問への回答
03月01日分
- 最近YouTubeなどでアーティストがミックスボイスの出し方やその習得方を語っている動画をよく見ますが、どう思いますか?
個人的には中途半端な知識を身につけて後々困る人が増えそうだと危惧しています。
- 面白いテーマなので、また新たに記事にして回答したいと思います。
ここで簡単に回答するのであれば、私もそういったアドバイスだけで練習をするのは、中々に難しいんじゃないかとは思います。
ただ憧れのアーティストもそういう訓練をしていると知れたり、そこからボイストレーニングに興味を持つ人もいるだろうから、全部がマイナスにはならないでしょう。
- 木田さんのブログでも随分前から裏声の下降をオススメしていますし、最近はどのトレーナーも裏声の下降をしろと言っていますが、自分的にあまり効果を感じません。
普通の音階でチェストからヘッドに繋いでいく練習の方が声に進歩を感じます。 自分は何かおかしいのでしょうか?
- 効果を感じないのには主に2つの原因が考えられます。
1つは単純に裏声の下降という練習方法自体が上手く出来ていないというパターンです。
うちのブログでも何度が書いていますが、必ずクリアすべき条件があります。その条件を無視した状態でいくら下降訓練をやっても意味がありませんし、効果も感じられないでしょう。
もう1つはそもそも貴方の喉の状態が、裏声の下降では練習としての強度が弱い状態になっているというパターンです。
そこそこ発声の土台が出来ている状態なのであれば、裏声の下降だけでは変化が感じられない状態にあるという可能性もあります。
この2つのパターンが複合されている可能性もありますが、まぁご自身で効果を感じられる練習が見つかっていて、それで毎日進歩していると感じられるのであれば、それをやっていればいいと思います。
03月02日分
- 大きな声を出すことができない状況でボイストレーニングはできないでしょうか?
- 十二分な練習の強度ということを考えれば、大きな声でやった方が良い練習が多いのは確かですが、訓練の初期には大きな声を作ろうとすること自体が余計な緊張を作ってしまう可能性もありますし、どの練習も使いたいパーツを使って、それ以外を緩めておくということができるようになれば、何でもかんでも大きな声が必要ということではありません。
まずはレッスンなどを受けてみて、ご自身の状態と必要な練習、またそれをどれくらいの音量でこなせば良いのかについて整理してみるといいでしょう。
- 地声のアンザッツをやった後に裏声のアンザッツを出そうとするとむっちゃ出しにくくなります。 これって普通のことですか?鍛えていけば地声も裏声も変わらず出せるようになりますでしょうか?
- よく起こることだと思います。
鍛えていけばいくほど、地声・裏声の純度が高まり、お互いの要素が分けられていくということなので、いきなり切り替えようとすると出しにくいのは、どの段階でも起こり得るでしょう。
03月03日分
- 部屋でボイトレしたいので防音スペースを作ろと考えているのですが、一から防音室を作るのは無理なので、押入れを改造して作ろうと思っています。
木田さんは防音室を自作されていたようなので何か作り始める前に注意事項などあれば教えてください。
- よく押入れやクローゼットを改造して防音加工する際に、元々の壁に直接遮音シートを貼り、その上から吸音材を貼って完成としている人が多いのですが、これだとあまり意味ないです。
面倒でも木材で枠を作り、その中に吸音材・断熱材を入れ、裏表を遮音シートよりも重量のある合板や石膏ボードで蓋をして作る壁で覆うというのがベターです。
重要なのは遮音シートだけでは対した遮音効果はないということを肝に銘じておくことです。
あくまで遮音シートは他の素材と合わせることで少し遮音効果を高めてくれるだけのものなので、それだけではほぼ意味がないということを頭に入れて、押入れを加工すると、狭くはなると思いますが、DIYでもそこそこの防音効果を見込めると思います。
- 声を出さずに喉仏を上下に動かすだけでもボイストレーニングになりますか?
- 顎や舌などが過剰に介入することなく、喉頭を上下させられるようにするのは、ボイストレーニング的にはありです。
ただそれだけやってても、当たり前ですが発声能力自体が向上するわけではないので、その動きと発声を繋ぎ合わせていく訓練が必要になります。
03月04日分
- レッスンに来た生徒の悩みに対して全く改善策が浮かばないことってありますか? そういうときってどうするんでしょう?
- 今のところ、幸いですが全く方法が思いつかないということは経験したことがありません。
改善するのが非常に難しいだろうな~と思うことはあっても、信じて練習を続けてくれれば何とかなるであろうという状態のクライアント様しか会ったことがないです。
ただ何らかの怪我や病気などによって引き起こされている、発声の不調などは当然ボイストレーナーではどうすることもできないため、そういう時はそのままお伝えしています。
例えばヘビースモーカーのクライアント様がいらっしゃったときは、咳をすることで喉頭や声帯が炎症を起こして鳴らしにくくなっている場合、まずはタバコの本数を減らして咳を減らさないと、いくらボイストレーニングをやっても非常に効果が出にくいですよ~とかは何度かお伝えしたことはあります。
- 押入れ防音について質問した者です。早速ご回答していただきありがとうございます!
作りだす前に木田さんに質問してよかったです、というのも木田さんが回答したような、壁に遮音シートをタッカーで貼り付けようと考えていました…
何度も質問して申し訳ないのですが、木田さんだったらどういう風に作るか改めてお聞きしたいです。
回答されたような壁をどうやって押入れの壁自体とくっつけるのかなどを詳しく知りたいです!
- 以前に防音室の作り方に関しては記事にしてまとめていますので、まずはそちらをしっかり読み込んでいただけたらと思います。
ただ元々あるスペースに防音加工する方法などは紹介・解説していないので、また今後防音に関するまとめ記事的なものを作ろうと思います。
それまでしばらくお待ち下さい。
ちなみに押入れの壁に防音壁を固定する方法はいくつかあって、元から防音壁自体をL字で制作し、それを押入れに接地するか、押入れの中にラブリコと呼ばれる天井と床を突っ張るようなものを使って柱を立てて、そこに新たに壁を制作するかなどです。
03月05日分
- ミックスボイスで歌っていると、曲中でファルセットにする部分がそうならず、そのままの声質でしか歌えません。
木田先生がTwitterで歌っていた曲のように、曲中でファルセットにする部分と強くする部分の歌い分けが全然できません。
これはミックスボイスのトレーニングをしていけば少しづつ改善するのか、それとも違う練習方法があるのか教えていただきたいです。
- ミックスボイスのトレーニングも必要ですし、違う練習方法も必要ですね。
声区融合を強化しなければ音色として強い声にならないので、当たり前にミックスボイスの練習は必要です。ただその練習の強度や純度を高めるためには声区を分離し強化するというステップが必要です。
また歌っている時の声音が、変えようと思っても全然変わらないという場合は、もしかしたらよくない固着が起こっているかもしれませんので、気になる際はレッスンに起こしください。より明確に現状とそれを改善するための練習方法をご提示できると思います。
03月06日分
- ボイストレーナーをしています。
今後オンラインレッスンの実施を考えているのですが、ネット回線のことやレッスンに使用する音楽機材のことなど、わからないことがわからない状態です。
木田先生のブログでもオンラインレッスンについての記事はいくつか公開されていますが、もう少し詳しく解説していただくことは可能でしょうか?
自宅のネット回線がレッスンに適しているのか、音楽機材の選び方など、本当に何もわからない初心者に向けて解説していただきたいです。
不躾なお願いで申し訳ございません、よろしくお願いいたします。
- うーん・・・今公開している記事よりも詳しくとなると、本当にめちゃくちゃ初歩的な部分から徹底的に解説する必要があるので、対応する記事を制作するまでかなり時間がかかると思います。
しばらくお待ち下さい。
細かい疑問・質問であれば、今回のようにフォームからお送りいただければお答えできるので、都度都度ご質問頂く方が早いかもしれません笑
03月07日分
- 確定申告は終わりましたか?
- 先日終わらせました~
03月09日分
- 初めてボイストレーニングを受けようと思っているんですが、月に何回受けるのがいいでしょう?
毎週受けるのがいいとは思いますが金銭的&時間的に余裕がなく、月に二回か三回が限界です。
これくらいの回数でも成長できるでしょうか?
- 全くの初めてということであれば、なるべく間隔は詰め気味の方が無難ですが、皆さん色々と事情がありますから、何が何でも月に何回以上は受講して欲しいとはうちではお伝えしません。
ただ訓練初期は状態が変わりやすいことに加え、そもそもやってほしい練習が上手くできているかがわからないため、少しレッスンの間が空くととんでもない状態になっているということが時々あります。
なので頻繁にご自身の状態や、練習の仕方をチェックしてもらえる環境かどうかが重要です。
うちではメンバーチケットをご購入いただければ、無制限のチャットでのサポートがありますので、そちらを上手く利用していただければ、月に2~3回でも順調に成長していただけています。
03月10日分
- こちらのホームページは非常に見やすいですが、木田さんご本人が管理しているのでしょうか?
そのための専門的な勉強をされていますか?
- サイトの制作・管理は私個人でやっています。そのための勉強ということであれば、学生時代に少しやりましたが、全く身になっていないので、完全に手探りでやっています笑
ある程度はネットで検索すればわかるので、やりたいことや困ったことがあれば、都度検索して対応しているという状態です。
- 先月回答されていましたが、自分も吸気地声がなかなか出ません。
記事での解説でもハミングでやってみるとありますが、吸気発声は口を閉じでも発声できるのでしょうか?
口を閉じてやろうとすると鼻から空気を吸うだけの音にしかならず、喉で音がなる気配がありません。
やり方が間違っていたらご指摘いただけると幸いです。
- 口を閉じた状態でも吸気性発声はできます。ただ地声の方はちょっと感覚を掴むのが難しい人が多いようですね。
やっぱり実際の声を聞いてみないと、なんとも言えないのですが、空気を吸うだけになるということは勢いよく吸いすぎているかもしれません。
本当にゆっくり、少ない息でも上手く声帯が緊張し触れあえば音は鳴ります。
また吸うという動作になると、途端に意識が喉から口元や鼻そのものになる人が多いので、あくまで音が鳴る場所は喉だということを強く意識してやってみてください。
03月11日分
- 質問箱と同様に、今も全ての質問に、回答しているのでしょうか?
- こんな感じで、今のところ回答率は100%ですね。
03月12日分
- 11日に吸気地声について質問した者です。
頂いたアドバイスに沿って練習していると、ハミングで吸気のフライ音が発声できるようになり、その後木田先生が書かれていた”本当にゆっくり、少ない息で”というのを意識すると、本当に少しですが地声っぽい声が発声できました!
個人的にはまずフライ音を発声し、そこから息をかなり絞って、さらに少し裏声を意識すると地声っぽい音が出せました。
本当にありがとうございました!また迷った時は相談させていただきます!
- おおー取っ掛かりが出来たようで、よかったです♪
ご自身の工夫とそのご説明も大変ありがたいです、これを読んでまた道が拓ける人が増えるでしょう。
またいつでもどうぞ~( ◉◞౪◟◉)ノ
- 明日からマスク着用が緩和されますが、木田さんのレッスンではどう対応されますか?
- 講師である私は常にマスク着用で、受講者の方はご自由にどうぞ~ってスタンスです。
距離もこれまで通り1m以上は離しますし、大きな変化はないと思います。
- オンラインレッスンに使用する機器についての記事を読んだのですが、マイクについて質問があります。
現在OBSBOT Tiny4Kというウェブカメラを使用しているのですが、このカメラに付いているマイクでレッスンは可能でしょうか?
テレカンをしていても画質は非常に良いと言われるので問題ないはずですが、音質は指摘されたことがないのでわかりません。
ご回答いただければ幸いです。
- YouTuberにあるレビュー動画などでマイクの性能を調べてみましたが、音質自体は良さそうですが、音圧がボイストレーニングの音量に耐えられるかどうかがちょっと疑問です。
一度そのカメラのマイクで、そこそこ大きな声を出したものを録音してみてください。
喋り声の1.5倍~2倍以上の音量で地声と裏声を発声してみて、録音したものがしっかり音割れやビビり音がなく録れていたら、それでもレッスンは可能だと思います。
03月14日分
- 朝昼は仕事でボイトレができず、夜も帰ってから発声するのは家の構造上難しいです。
寝る前に少しハミングで歌をうたうなどはしていますが、これでは成長できませんよね?
短時間で大きな声を出さなくても成長できるボイトレはありますか?
- 現在の発声状態によりますが、恐らくハミングだけで鼻歌的に歌っているだけでは中々好転しないでしょう。
短時間で声量を出さなくても効果的な練習方法ということですが、これもかなり個人差がありますし、どの練習も強度を上手くコントロールできれば、小さめの声量でも効果がでます。
ここでいくつか練習方法をご紹介したいのは山々なのですが、貴方の今の状態によっては、小さめの音量でやるということが結構致命的な固着を生む可能性がありますので、まずはレッスンを受けてみて、状態を明確にしその上で1番効果的且つ小さめの音量でできる練習方法を紹介してもらうのが成長するための第一歩だと思います。
03月15日分
- 歌うことを考えるとタバコは吸わないほうがいいでしょうか?
- 3月4日分の1つ目の回答でも書いていますが、タバコを吸っているからという理由だけで、いくらボイストレーニングをしても上手くならない可能性があるくらい、まさに百害あって一利なしです。
長く歌いたい、着実に成長したいということであれば、難しいことは理解していますが、是非止めることをおすすめします。
03月17日分
- ツイッターで仰っしゃられていた鍵盤を使っての訓練を取り入れてから、カラオケの精密採点の点数が80前半から80後半~90前半くらいまで上がりました!ありがとうございます!
- おお~おめでとうございます~!
私自身も、鍵盤を使っての練習をし始めてから結構急激に上達した覚えがあるので、やっぱり万人におすすめできる練習方法ですね~♪